FD2へ引っ越し、これからもよろしくお願いします。

  • 2013/11/03(日) 18:05:07

2週間ほど見てなかったらdtiblogが閉鎖になるという記事があり、早速FD2ブログに引っ越ししました。

引っ越し先は
http://sakuradorf.blog.fc2.com/
でsakuradorfというハンドルネームも、エビデンスに基ずく考察というタイトルも変わりません。dtiblogも十分にこなし切れなかったのですが今度は勉強して図などもできるだけいれるようにしたいと思います。

思えばブログはインターネット証券のブログから始めましたがまもなく閉鎖になり、dtiblogにに移りました。丁度その頃、原発事故があり、もっぱら原発や被ばく問題を中心に書いてきました。
最近投稿間隔が伸びてしまい申し訳けありませんでした。
今度体調が回復したら循環器系および甲状腺問題など被ばく影響を中心に掘り下げて書きたいと思っていますのでよろしくお願いします。

使用済み核燃料棒取り出しにわが国の総力を注げ

  • 2013/10/30(水) 21:38:21

11月8日から使用済み核燃料の取り出しが始まるので、わが国が崩壊するか否かというより、北半球の命運がかかっている最も重大な作業である。
にもかかわらず、メディアの関心はあまりないようで、ことの重大さを知らないのではないかと危惧している。
確かに、未使用核燃料2本を取り出すことに昨年、成功したので、安易に考えているヒトがいるとしたら大間違いである。核燃料棒は未使用と使用済みでは放射線放出量が1億倍も違うので、双方の燃料棒の違いは比較すらできないような大差だ。

このように重大な作業であるので、クレーン操作に関する十分な訓練を重ねてきたものと想像していたら、今日になって原子力規制委が福島第一4号機、核燃料取り出し計画を認可したとの記事(参考資料1)を読んだ。
またクレーンの稼働を確かめるための使用前検査を11月1日から始めるとのことだった。
クレーン操縦士は毎日激しい特訓を受けてきたかと思ったので、いささか拍子抜けした。
しかし、未使用燃料棒がまだ沢山残っているので、まずそれから実施すべきである。
壊れた使用済み核燃料棒の操作に習熟するには、模擬核燃料棒で訓練を重ね100%できる自信を持ってから1533本の使用済み核燃料のキャスクへの移管作業に入るべきだ。

作業中に地震が起こるケースもあるので、不測事態に備えてクレーンの直下には水槽を用意することなども考えられよう。
また、万一に備え、いろんなケースを想定したうえで住民の綿密な避難計画も、始める前に持つべきだ。

福島の甲状腺異常はヨウ素131以外の関与(129、132,133,135)が大きい

  • 2013/10/15(火) 00:29:47

チェルノブイリに較べ福島の甲状腺がんの発症時期が早いこと、結節より「のう胞」の発症率高いこと、「ハチの巣状」とも表現できるような変化が観察されることが特徴といえよう。
このようなことがみられるということはヨウ素131量以外の放射性物質の関与も考えておくべきと思われた。

ところがアエラ(雑誌2011.6.27発行)によれば、ヨウ素131(半減期8日、16京<放出量、以下略>)、132(半減期2.3時間、470兆);133(半減期21時間、680兆);135(半減期6.6時間、630兆)であったのでヨウ素以外の関与は少ないと考えざるを得なかった。

ヨウ素の同位体は24種類もあって、複雑であるが、129が例外的に長いが、後は半減期が8日の131より更に短く、時間単位なので、当時計測されてないと今となってはどうしようもない。

今回「132の放出量が131より10倍多かった」ことを弘前大関係者が英語で公開(参考資料1;2011.11)していたことを海外のニュースより知って驚いた。更にラットを用いた実験報告(参考資料2)では「甲状腺被ばく影響は131より132が9倍も大きい。従ってヨウ素132は131より90倍も被ばく影響<半減期の関係で、全期間でなく、被ばく初期における差であるが>が大きい」と英語で投稿した。

論文投稿を英語でするのは当然と思う。しかし、日本語では一切話さなかったのは理解できなかった。 そう言えば129の放出した原子数は131より30倍も多かったという論文を英語で公表しながら日本語では黙して語らないといった前例を思い出し、全く同じ構図と思った。

ヨウ素129についてはアエラでの記載がなかったが、私のブログ(2013.1.1)に記載(半減期1600万年、今回の福島原発で放出された原子数は131の約30倍)していた。

上記のアエラ記事では132の放出量は470兆であるが実際に計測されたデータは160京いうことになり、340倍も変わる。 このような過小データを提示した方にも問題があろうが、もっと悪いのはデータを持ちながら被ばく量が少ないから原発事故で甲状腺がんが起こる筈がないとエビデンスを知りながら、何故逆の説明をするのか不思議である。

甲状腺がんはこれから多発するとNHKも予測したから、「国民病」と洗脳を始めたように思える。しかし、国民にとって最も必要なことは被ばく影響を最小にすることであり、早期発見であろう。
      
           参考資料

1. http://www.plosone.org/article/fetchObject.action?uri=info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0027761&representation=PDF
.pdf via http://www.plosone.org

2.Individual Radiation Exposure Dose Due to Support
Activities at Safe Shelters in Fukushima Prefecture
Satoru Monzen1, Masahiro Hosoda1, Shinji Tokonami2, Minoru Osanai1, Hironori Yoshino1, Yoichiro

骨ごと食べる魚(シラスやワカサギ)のストロンチウムの測定を急げ

  • 2013/10/08(火) 11:38:55

今朝のNHKニュースを見ていたら、大洗のシラスが風評被害で売れなかったが「もんじゃ焼き」にしたら大人気となり、大勢の観光客が押し掛けているとのニュースだった。
一見してなんでもないニュースのように聞こえたかも知れないが私は背筋が凍りつく思いがした。

現在福島原発からの汚染水は海外のメディアから連日のように報道されており、その際、最も恐れられている放射性物質はストロンチウム90である。
ストロンチウム90の物理的半減期は30年でセシウム137と同じであるが、生物半減期は約3カ月と50年と大幅に異なる。
従って、放射性ストロンチウムを摂取し、骨に取り込まれたら一生涯ベータ線の被ばくを受けることになる。造血細胞は骨髄にあるので白血病の原因になる。また脳内の神経伝達でカルシウムイオンが主要な働きをしているが、そこに入れば脳機能に影響を与える。

更に崩壊すると今度はイットリウム90となり、このものは膵臓に蓄積し、ランゲルハンス島にあるβ細胞を障害し、インシュリン分泌を抑制し、一型糖尿病を惹起する。

このようにストロンチウムは危険な放射性物質であるので、気象庁は半世紀以上も前から空気中の放射性ストロンチウムを継続的に測定し続けてきた。
米ソ各実験中における空気中の放射性濃度はセシウムとストロンチウム両者の測定値グラフが公表されている。
ところが、福島原発事故が起こると、その月末をもって測定中止に至った。気象庁の放射性物質の測定予算を管理しているのは文部科学省だったのでそこからの指示ということだった。

ストロンチウムとセシウムは原子炉内では約6%ずつ存在するので、気化温度は異なってもストロンチウムの放出もかなりあったものと想定される。ところが測定が困難という理由でストロンチウム測定はほとんど行われなくなった。

今回福島原発からの汚染水については、海外からの強い圧力があったためか知らないがストロンチウム90が測定された。しかもかなり濃い濃度が測定されている。

但し、海水量は膨大なのでシラスに含まれるストロンチウムの量は心配ない可能性もあるが、心配もある。結局測定データがないので何も判断出来ない。即ち風評被害とも言えないし、実害が心配ともいえない。

測定データを得て初めてNHKも堂々と風評被害という言葉を使える。今は言葉がエビデンスより先行していると言えよう。

チェルノブイリでは白血病は5年後にピークに達したが、福島でも既に白血病が報告され出しており、骨ごと食べる魚のストロンチウムの測定を急ぐべきだ。

追記:トリチュウムのことを書き忘れたので追加します。良く解説ではトリチウム原子担体の生体内吸収排泄について書かれている。しかし、自然界にバラ撒かれると細菌や植物により有機化合物となるので、生物の構成成分そのものとなるので、低いエネルギーのベータ線であっても、構成成分内からの照射であるので危険である。

福島からの放射性セシウムの大気中放出量はチェルノブイリの3倍とEU機関計算

  • 2013/09/24(火) 13:38:34

タイトルはEU傘下の研究所(参考資料)の計算によれば福島原発から大気中に放出されたセシウムの総量は21京となった。チェルノブイリ事故では7-8.5京と報告されていることから3倍強の数値が算出された。
事故後間もなく報告された値はチェルノブイリの1/7程だったので、今回の計算により数値が一挙に40倍に増えた。

また、希ガスのキセノンは1100京と保安院により事故から数カ月後に報告されており、この量はチェルノブイリの2倍だった。

更に福島3号機ではMOX燃料がつかわれていたので、半減期の長いプルトニウムも放出された。

汚染水の海洋放出が最近報告されるようになり、にわかに環太平洋国の住民の関心も高まってきた。また新たな核種のストロンチウムやトリチウムも大量に含まれていることが報告された。
海へ放出された各核種の放射線量の濃度は現時点では皆目見当がつかないが、後何年かすれば海水濃度からの推定量が算出されるであろうが、現時点で収束できるならば、回復の見込みもあろう。

太平洋は地球最大の海であり、この環境を守るという気概で取り組み必要がある。
これ以上の汚染水流失は断固阻止すべき義務がある。

トリチウムの浄化は困難だという意見もあるが、実際に浄化は行われており不可能ではない。
汚染水の浄化はトリチウムまで含め全核種で行うべきである。

このように事故の規模がチェルノブイリの数倍になってしまったことは残念であるが、起きてしまった現実は隠すのでなく認め、今後の事故拡大防止に全力を尽くすべきだ。

またこれから始まる4号機の保管核燃料の除去は一歩間違えれば、作業員の撤退から周辺の原子力発電所での事故に連鎖し、日本沈没まで起きかねないそれほど重要なことを認識すべきだ。最も緊急で最も重要な課題と認識すべきである。

被ばく軽減について、チェルノブイリよりはるかに線量が多かったというエビデンスは被ばく被害もそれだけ大きいことを想定すべきだ。
これからまもなく顕著に出てくる甲状腺がんや白血病とする様々な疾病に対する対策も医療界をあげて取り組むべきだ。

以上を考えればオリンピックとかリニア新線で浮かれるのではなく、現実を直視すべきだ。

              参考資料
http://enenews.com/eu-funded-research-fukushima-atmospheric-release-210-petabecquerels-cesium-137-upper-bound-simulation-chernobyl-estimated-70-85-petabecquerels

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