福島の子供被ばくが心配

  • 2011/04/30(土) 19:59:47

今日、小佐古内閣参与の辞任の記者会見の模様をテレビで見ていたら、涙をポロリと出された。福島の子供に年間20シーベルトまで許容(この量は今回の事故の起こる前の日本における放射線従事者の年間許容量であり、現在もアメリカでの原発作業者の基準)したことへの無念さがにじみでているように受け取れた。
詳しいことは報道されなかったので、自分で概念的に試算したところ原爆作業従事者の年間被ばく量の100ミリシーベルトは外部被ばくであり、福島の子供たちの受けるのは内部被ばくと外部被ばくの合計であり、20ミリシーベルトの環境はそれに匹敵するくらいの過酷な環境(下記)ではないかと思った。子供と大人間の感受性の差が3倍くらいあることを考慮すれば逆転してしまっている可能性が高いと思う。
このような事情にも関わらず、子供への本指針がなぜ認められたのか調べたら原子力安全委員会の答申に基づいて行われたとのことだった。それで委員名を調べたら5名の委員の中に一人、小佐古教授と同じ、放射線の専門家医がいた。それなのにどうしてこのようになってしたのかその経緯を知りたいと思った。議事録を是非公開していただきたく切望する次第である。

上記の文を書いたところで、原爆作業従事者と福島の子供たちの被ばく量を大ざっぱにも試算しようとしたが、不明な点が多すぎて諦めました。それにベクレルからシーベルトの換算のとき、私の目的は1年間の影響だけで良いのになぜ、なぜ50年先までも影響をみるのかわからなかった。いずれにしても内部被ばくの影響という点に関してはまだまだ学問的にも未完成なところが多いように思った。

●原爆作業従事者(飲料、食事には放射線汚染なく、防護服、防塵マスク使用よって内部被ばくはないと仮定)―――――― 外部被ばくのみで100ミリシーベルト/年

●福島の比較的高度汚染地域の子供―――外部被ばく20ミリシーベルト/年⇒
年齢的な感度差を3倍とする---60mSv
1. 消化管より吸収
前提:
      ▼ヨウ素は物理的半減期が8日と短いので計算にいれない、
▼ セシウムは物理的半減期30年なので減衰なしと仮定、生物的半減期110日なので    
      考         ▼セシウム(飲料水、食事など口から入るもの全部で1kg、200Bqと仮定
▼  最高濃度は不明だが1日摂取量の50倍の濃度までと仮定。
               平均200Bqx50(50日後にこの値に達する)x(365-50)
               =3150000Bq
=−
2.粒子に付着したセシウムが肺に沈着。
小さな子供は地表面から舞い上がる土埃を吸いこみ易い。
   2,3μ以上の粒子は気道にある腺毛運動により逆行性に喉まで送られる痰ででるかまたは嚥下により胃に行く。1μ以下では肺胞に沈着しそこに長期間そこにとどまり放射線障害を起こす。

以上定量的にはうまく試算できなかった一因は内部被ばくの問題は個々のケースごとにそれぞれ違いが大き過ぎて膨大なデータがなければ解析できない。
今回のケースから10年後に内部被ばくに関する膨大なデータ集積されるように思う。しかし、それでは何も知らない子供達があまりにもかわいそうである。
<引用はご自由に>

トリックが仕掛けられた放射能測定数値や被ばく説明

  • 2011/04/29(金) 22:58:41

放射性物質は地表面に落下し、積もるので、放射性物質がほとんど含まれてない土まで掘り起こして混ぜることは約50倍に希釈することを先のブログで述べた。
しかし、そのほかの場合でも、いろいろ問題があるので書く。
空気中の放射性濃度の数値でも地上5mとか10mとかの高さの空気を採取し測定していることが多い。しかし、生活空間である大人での地表面から1メータか、小さな子供に視点を置くなら50cmの高さで空気を採取すべきと思う。
そのほか表示値はバックグランド値を引いた値を表示していることも多いが、実測値の表示で十分と思う。
そのほか、農地などの影響がないかを調べる時、植物の根という観点から深さ15cmで測定するが、今回(何年か耕して後ならそれで良いが)のような降ったばかりの時に、この深さの放射能の測定はナンセンスである。

次に放射性物質の人体への影響を説明するとき、内部ひばくを無視し、あたかも外部被ばくのように説明することである。例えば暫定基準値の上限である2000Be/kgのホーレン草を毎日1年間食べてもと説明するとき、問題になるのは内部ひばくなのに、外部被ばくだけの数字に日数を掛けて計算してこんなに低いという説明を聞いてびっくりしたことがある。毎日食べれば吸収され、体の組織に移行し、体内の放射線濃度は飽和に達するまで累積的に増加する。従って、毎日食べれば日々飽和に達するまでの間、増加を続ける結果、1日当たりの被ばく線量は飽和に達するまで増え続ける。
水や空気の場合でさへ、外部被ばくより、内部被ばくがより大きい。例えば呼吸時肺に吸いこまれた放射性粒子のかなりの部分は気管支粘膜や肺胞に沈着しかなりの期間にわたり影響を及ぼす。
このように内部被ばくにおける線量は体内吸収と対外排泄および放射性物質の半減期も関係する複雑系だが、もうひとつ同じ線量でも対外被ばくと体内被曝では大きな違いが生じる。それは対外被ばくは必ず皮膚を介するが体内被曝の場合は取り込まれた部位の近くの細胞のガン化が促進されることである。例えばストロンチウムが体内に入れば最外殻の電子構成がカルシウムと類似しているため骨に沈着する。従って、脊椎骨の近くの骨髄細胞のがん化が起きやすい。
X線撮影や宇宙から飛来してきたガンマ線の影響だったら外部被ばくであり、放射性粒子が体内に入った場合は内部被ばくであり、両者の違いは明確に分けて考えなければならない。
<引用はご自由に>

原発から40km地点でもチェルノブイリ並みの土壌汚染か

  • 2011/04/27(水) 20:14:11

もう1ケ月も過ぎた資料だが今日読んだので書く次第です。
アメリカのアルゴン国立研究所の核研究者のShih-Yew Chen氏は日本でセシウムのキログラム当たりの数値を、世界で一般に行われている平方メータへ換算(降ったばかりのこの時期ではセシウムが2cmより深くないと仮定)すると概算50倍になるとみなした。
したがって、文部科学省が3月20日発表した、福島原発から40km離れた飯館村の8690−163000Bq/kgを換算すると約43−810万Bq/平方メータとみなせるとした。
測定点が少ないことや仮定計算が入るが500万Bq/平方メータといわれるチェルノブイリ原発に類似した土壌汚染があるものとみなした。なお、810万Bq/平方メータの放射能を1年間被ばくすれば約150ミリシーベルト/年間になるとのことです。今回の事故で改訂される前には原発作業従事者でも上限は100ミリシーベルトでしたね。
日本もパニックを起こさないことに主眼をおくのでなく、住民に真実を知らせることに主眼をおくべきである。住民は土壌汚染がどれほどかについて知らないがゆえに、自分の家にも2時間しかもどれないことや、再び立ち入りしたら罰則を受けることなどに非常な違和感を持っているのではないでしょうか。
土壌1キログラムあたりとか複雑な測定法でなく、簡便な表面での測定法に変え、測定点を大幅に増やし、きめ細かな地図を作ることが必要であろう。
こんなピントの外れたことをしているから、保安院と東電による外人記者への説明会には説明側が10名も出席するのに、外人記者の出席は徐々に減り1名となり、4月25日になると誰もいなくなったということにも納得した。

出典:
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/03/japan-soil-measurements-surprisingly.html

4号機プール水の高温危機脱出

  • 2011/04/24(日) 10:44:45

4号機の水温が92度まで上昇し、同機の水温に注目していたところ、140トンの水を注入し、水温が66度まで下がったとの今朝の朝刊記事があった。
これで急浮上した4号機の危機も脱出できたとほっとした。
しかし、温度の上昇原因と、140トンばかりの水でなぜ急に下がったのかは説明がないので闇の中である。
また私がなぜ使用停止中の原子炉までこだわるかというと。
6個の発電所の燃料棒があり、燃料棒にあるウラン235の分解時発する熱を冷却できなければ被覆管は解け、核分裂が起こるからである。一つでも水蒸気爆発をおこせば作業員は退避せざるを得くなり、結局は次々と爆発を起こすことが想定されることである。6個も爆発すれば風の向きで難を逃れる可能性も低くなり、全方位に向けチェルノブイリを超えることはさけられないであろうと想像する。

4号機プール91℃の高温続く

  • 2011/04/23(土) 12:09:46

4号機プールの冷却水は生コン圧送機の使用により解決済みと思っていたが91度の高温続くと今日の新聞にあった。
燃料棒が1535本ともっとも多いので本号機にもしものことがあれば大変なことになる。
開放系で91度では後9度の余裕しかなく、なんでこんな高い状態が続くのか私には皆目分からない。
いずれにしてもどれか一つでも爆発すれば大惨事になるので、東電だけでなく国の総力をあげて対処すべきと思う。

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