トリックが仕掛けられた放射能測定数値や被ばく説明

  • 2011/04/29(金) 22:58:41

放射性物質は地表面に落下し、積もるので、放射性物質がほとんど含まれてない土まで掘り起こして混ぜることは約50倍に希釈することを先のブログで述べた。
しかし、そのほかの場合でも、いろいろ問題があるので書く。
空気中の放射性濃度の数値でも地上5mとか10mとかの高さの空気を採取し測定していることが多い。しかし、生活空間である大人での地表面から1メータか、小さな子供に視点を置くなら50cmの高さで空気を採取すべきと思う。
そのほか表示値はバックグランド値を引いた値を表示していることも多いが、実測値の表示で十分と思う。
そのほか、農地などの影響がないかを調べる時、植物の根という観点から深さ15cmで測定するが、今回(何年か耕して後ならそれで良いが)のような降ったばかりの時に、この深さの放射能の測定はナンセンスである。

次に放射性物質の人体への影響を説明するとき、内部ひばくを無視し、あたかも外部被ばくのように説明することである。例えば暫定基準値の上限である2000Be/kgのホーレン草を毎日1年間食べてもと説明するとき、問題になるのは内部ひばくなのに、外部被ばくだけの数字に日数を掛けて計算してこんなに低いという説明を聞いてびっくりしたことがある。毎日食べれば吸収され、体の組織に移行し、体内の放射線濃度は飽和に達するまで累積的に増加する。従って、毎日食べれば日々飽和に達するまでの間、増加を続ける結果、1日当たりの被ばく線量は飽和に達するまで増え続ける。
水や空気の場合でさへ、外部被ばくより、内部被ばくがより大きい。例えば呼吸時肺に吸いこまれた放射性粒子のかなりの部分は気管支粘膜や肺胞に沈着しかなりの期間にわたり影響を及ぼす。
このように内部被ばくにおける線量は体内吸収と対外排泄および放射性物質の半減期も関係する複雑系だが、もうひとつ同じ線量でも対外被ばくと体内被曝では大きな違いが生じる。それは対外被ばくは必ず皮膚を介するが体内被曝の場合は取り込まれた部位の近くの細胞のガン化が促進されることである。例えばストロンチウムが体内に入れば最外殻の電子構成がカルシウムと類似しているため骨に沈着する。従って、脊椎骨の近くの骨髄細胞のがん化が起きやすい。
X線撮影や宇宙から飛来してきたガンマ線の影響だったら外部被ばくであり、放射性粒子が体内に入った場合は内部被ばくであり、両者の違いは明確に分けて考えなければならない。
<引用はご自由に>

HOME |