規制値内でも安全でない理由は縦割り行政と脊髄反射だけのメディアにあり

  • 2011/05/03(火) 07:42:12

現在、関東地区の高度放射能汚染地域の子供では規制値内にあっても安心できない状況に至った。これは私の内部被ばく物質の体内貯留面からの推察だけでなく、ノーベル賞受賞医師団によるニューヨークからの警告、先日内閣府委員を辞任された東大病院の放射線専門医やそのほか多くの識者からの指摘でもある。
確かにただちに被害が出る状況ではないが、5−10年後に統計処理も不要なほど明白な放射線障害による症状が特に子供に顕著に発現するものと危惧する。
なぜこんな事態になったか考えていたら中部大学の武田先生のブログ(庶民の目線で専門家として精力的に発信される)に次のような文があり、なるほどと思った次第なので引用させてもらいます。以下は先生のブログの一部であり、詳しくは
http://takedanet.com/2011/05/post_0e56.html をお読みください。
<政府が「規制値内なら安全だ」と言い、自治体も教育委員会も、スーパーもみずから判断することをせずに、「政府が言っているから」と責任を回避しています。
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ある子供が、学校に通っていて、校庭で「その子供としてはぎりぎりいっぱいの被曝量」、つまり1年間に1ミリシーベルとの被曝をしているとします。
現実に文科省は子供に対してより厳しい基準を決めていますので、子供は校庭でぎりぎりいっぱいの被曝をしている場合が多いと思います。
その子供が学校の給食や家で食事をするときに、さらに野菜から被曝を受けることになります。
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こんなひどいことが起こるのは、役所の縦割り行政だからです。
「縦割り行政」というのは自分たちだけのことをしか考えず、受け手の人、この場合は子供のことは全く考えていません。
その結果、1.文科省は学校での被曝のことだけ、
2. 農水省は食事のときの被曝のことだけ、
3. 観光庁は旅行の時の被曝のことだけ、
しか考えていません。
つまり、お役人は自分の守備範囲で起こる被曝のことだけを考えています。
ところが子供にとって見れば、学校に行き、食事を食べ、修学旅行に行きます。
だから被曝というのは、「放射線を出す方」に基準を置いてはだめで、「放射線で被曝する方」の計算をしなければならないのです。
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特にひどいのが文科省で、子供が学校にいる時だけのことを考え、しかも文科省の法律で決めていること・・・被曝は外部被曝と内部被曝の合計である・・・ということすら考慮していません。
だから文科省の基準に従うと学校に行っている子供は、もともと学校で基準以上の被曝を受け、さらに家に帰ったら、「食事もせず、呼吸もしない」という状態でなければならないのです。
もちろん給食やスーパーで売っている食材が、まったく放射線で汚染されていなければ大丈夫ですが、「地産地消」などと理屈を言って、放射性物質が含まれているけれど「基準内」という野菜を売ったりします。
そうすると、結果的に子供たちは学校でぎりぎりいっぱいの被曝をした後、家に帰ったら、食材から放射性物質をとり、呼吸したら、空気中の放射性物質をとるということになります。
つまり子供の立場に立ってみれば、学校での被曝の限度というのはその他の生活全部で受けるものを引いたものでなければならないのです。>

縦割り行政に付け加えなければならないのは脊髄反射(入力インパルスを大脳へ送らず脊髄で出力インパルスを送る)をするだけのメディアと思う。
落下したばかりの時は表面にしかないのに深い土で薄め1/50の値にしてしまうことにも疑問さへ持たないメディア。
空気中の放射線濃度さへ、最近孫社長が自分で計測したら官発表の3倍も違うと怒っていた。現役なのに随分几帳面なヒトと思った。この程度の違いは私は最近あまり気にならなくなった。

3倍も違う要因は恐らく測る位置が1m前後か5-10mの高さの違いや、計測値からバックグランド値を差し引いた値が今回の放射線による影響なので丁寧にも引き算もしてくれること。それから勝手な想像だが、放射線値に日内変動があれば、低い時に測るかもしれない。
<引用はご自由に>


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