放射性物質に国境ない、only one earth

  • 2011/05/13(金) 00:44:11

放射性物質は国境など関係なく、風に運ばれて世界中に飛ぶだけである。放射性物質は五感で感知できないので、公開しなければわからないのではという思いも、微量分析が可能な現代では通用しない。
また私たちの住む地球はたった一つしかないので、人類が守らなければならない共通の財産である。今回の福島原発事故では世界中のヒトが改めて強く感じたと思う。

上述のように日本でいくら秘密にしたところで、世界中で解析されている。特にアメリカでは固定だけで100か所のモニターリングポストがあり、そのデータは通常2時間ごとに更新され、EPAのRadNet*として公表されている。
* http://www.epa.gov/japan2011/
今回は福島原発に対するアメリカでの関心について書く。

日本で測定されたピークから1-2週間遅れでハワイ、太平洋沿岸部、内陸へと移動して行った。
測定された核種も日本で報道されているヨウ素とセシウムだけではない。プルトニウム、ウラン、テルルなどいろいろ測定されている。これくらい遠方になると濃度は何千分の1(例外的にホットスポットのように何百分の1もあるかもしれないが)と薄くなる。従って、日本で報告されていない核種は測っていないか、測っても報告してないかどちらでしかない。日本では測定限界以下だったということはありえない。
ところがカルフォルニアでプルトニウムが基準値の43倍ハワイで11倍も観測され過去20年来でズバ抜けた最高値だった。
このプルトニウムは3号機の核爆発から持たされたという説は以下の根拠から導かれた模様である。日本で何度も報道された映像は鮮明さにかけ、音声もはっきりしなかったが、海外の映像は爆発音、爆発の映像(3号では火、煙)も鮮明であったためとプルトニウムをはじめとする核種の分析結果にもとずいている。一方、日本の説は水素爆発説である。このように日米で見解が異なった場合には両国の専門家同氏が議論し、論点を明らかにすべきと思う。

サンフランシスコで牛乳のヨウ素濃度がEPA(アメリカ環境保護局)が設定した水道水基準の26倍もあったことから、西海岸では一時パニックが起きたこともあった。その理由はアメリカの水道水基準における放射性の基準はものすごく厳しく放射性物質の核種を問わず0.11Bq/Lであった。一方、日本の場合核種ごとに決まっていてヨウ素は3月17日以降300Bq/L(それ以前10なのでこの日に基準を30倍緩める)、セシウム同じく200Bq/L(それ以前は10Bq/Lなので20倍緩める)。<水道水基準が国によって3000倍も違うとは驚きである。>
しかし、水道水と異なって牛乳の管轄はFDA(食品医薬品局)であり、FDA基準値を適用すれば基準内ということからFDAから飲んで安全という宣言が衆知されることによって、その騒ぎは落着した。
<引用はご自由に>

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