福島原発事故の根幹をつき、今後を考える:紹介

  • 2011/06/01(水) 17:44:01

近代社会に住む私たちは、哲学とは無関係な存在に思う人も多いと思う。しかし、フランスでは大学入試に哲学は必須であり、ヒトの理念のバックボーンをなすものと思う。
未曾有の大震災と悲惨な福島原発事故を経験した私たち日本人は今、哲学的観点から真剣に反省し、未来に向かっての思想の再構築を図る好機と思っていた。ところが、政府、メディア、経済界は問題の本質、現状の実態さへ十分に認識しないまま、同じ道を歩もうという風にとれた。

丁度タイミング良く今日、日経ビジネスオンランに気鋭の哲学者、菅野稔人氏による超マクロ経済論で福島原発をテーマに卓越した問題点の指摘と今後の採るべき指針が提示された。本論文を読み、方向性は同じであったが、氏の卓越した洞察力と見識に感銘を受けた。皆さまに読んでいただきたく、論文の紹介(URLは下段、無料の会員登録必要、次号週刊日経ビジネス誌に掲載される可能性大)と私が感じたポイントを以下書く。
●今回の事故は効率優先の耐えられない短期志向が原因、想定の時間軸は長くとるべき。
●今回の原発事故を招いた東京電力や政府の見通しの甘さは、決して偶然ではなく、「避けがたい過小評価」によって、垂直統合型の構造的な弱点により増幅された。
● 風力や太陽光、バイオマス、小型水力などの小規模電源をスマートグリッドによって双方向的に結びつける「水平分散型」の電力供給システムへと転換していくことにより、災害やテロなどの非常事態によって一部分が破壊されても、一気に電力不足や、システム全体が機能不全に陥ることもなくなる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110525/220209/
<引用はご自由に<

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