スマートメーターの各国の進捗状況と我が国の経緯

  • 2011/06/22(水) 09:31:41

スマートメーター普及はヨーロッパがまず実績を示したので書いた。しかし、片手落ちなのでほかの状況についても述べる。
アメリカは2009年度1000万台、2013年5000万台(普及率30%)、2020年(100%)、
隣の中国は今年5000万台達成見込み、2015年1.7億台、2020年(100%)である。
普及速度については10-20%くらいの普及から100%に至るのに10年くらいかかる国が多いようである。まず大口を抑えた後、電力メーターの買い替えサイクルの10年に合わせて交換するのがスムーズということにあると思う。

数年前、グーグルをはじめとするIT企業なども参入し、シリコンバレーはスマートグリッド開発に熱く燃えているというような記事を読んだ。その時賛成意見を書いたが、日本の電力の安定供給力は世界一であり、能力のない国が苦し紛れに考える(註:今考えるに本当の理由は後に述べる交流サイクルと発送電分離であろう)ことであり、無視すべきが主力意見だった。
官僚のなかにも先見性のある人は当然いたと思うが経産省電力グループにはかなわなかったと想像する。それで日本では封印されてきたため、各国の動きも一般にはあまり知られなかった。

太陽光、風力、地熱、バイオマスなど多様の発電を効率よく利用するときには全国一律のスマートグリッドが必須であろう。
ところが我が国ではほかの国と違った二つの大きな課題がある。一つは電力の周波数が二つあることと、発電と送電が一体で運営されていることである。
私はこの際、大変でも周波数の統一と発電と送電の分離を同時に解決すべきと思う。

一方、我が国の民間企業の動きは素晴らしく、スマートメーターについては世界トップのスイス企業を先月、東芝が1900億円で買収した。老舗の専業メーカー大崎電気工業も再来年は1000万台の生産を予定し、健闘している。

<引用はご自由に>

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