It is rational to doubt Fukushima reports

  • 2011/07/05(火) 11:17:11

上記言葉はイギリス発行の科学雑誌「Nature」誌の見出しのタイトルである。
大衆紙や週刊誌でない科学雑誌にこのような文が掲載されることは福島原発事故に対し、世界が不信感を持っていることを意味する。

「福島の報告を疑うのは当然である。」と多くの人は訳すと思うが、福島の報告の中に含まれる論理性を追求し、その矛盾に焦点を当てている私は次の様に解釈した。
「福島の報告は論理性がないから信じない。」

テレビ解説者や農水省のホームページなどでセシウムはすぐ排泄されるとされるがこの考えは論理的に成立しない。何故なら、吸収率がほぼ100%で生物半減期は一番短い論文で70日長いのは200日あった。中間の半分の100日を採用して考えれば100日経って半分排泄されに過ぎない。
また、水産庁のホームページでも生物濃縮は起こらないか、起こらないであろうか、どちらの表現の記載があった。しかし、プランクトン、コウナゴのような小魚からカツオのような大型魚と時間的遅れで次第に濃縮していくという生物濃縮は世界の常識である。
福島の魚だけは濃縮が起きない事実を示さなければ世界は納得しない。勿論日本の消費者を信じこませることができるという自信からそういう文を書けたと思うが。

オランダ政府がグリーンピースによる海洋汚染調査を公式に申し入れたが日本政府は拒否した。しかし、自信があるならば積極的に利用し、魚の安全のPRに利用すべきだった。

グリーンピースによる海での測定を拒んだ国は世界で日本とインドネシアの2ケ国しかなかった。ところがインドネシアでは国民が断ったことに反発し、デモも起きたので、結局政府が折れ1ケ月後測定を許可した。
日本ではデモも起きず、結局海洋調査を断った世界で唯一の国となった。

従って、今世界の海洋学者が最も関心を持っているのは日本の領海外(領海内は許可されことはないと考え)での海洋調査であり、各国が連携して広範囲な調査活動に入った。

ノーベル賞を受賞した下村さんが属していたウッズホール海洋研究所、
ハワイ大学の調査船(船名「Kaimikai-o-Kanoloa」号、6月4日出航、各国からも乗船)、ロシア、中国そのほか多くの国が海洋調査活動に入った。ストロンチウム、プルトニウム(検出可能性低いが)なども測定されるかとも思う。
<引用はご自由に>


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