日本の水道水規制値がアメリカの3千倍も高い、早く下げて!

  • 2011/07/13(水) 10:21:50

過去何回も小出しで書いてきたが、この問題に論点を絞り書く。
水素爆発による放射線飛散を受け、3.17政府は水道水の安全基準を一挙に20倍以上緩めた。 4ケ月も経ち、原子炉からの放射線放出も小康状態になった今も水道水の規制値はアメリカの約3千倍<正確には1800倍(セシウムのみのケース)、4500倍(ヨウ素も含めたケース>も高いままである。

原子力発電所からの排水基準値より、日本の水道水の基準値は略3倍も高い。もし放射線の心配だけするならば、原子力発電所からの排水の方が安全ということになってしまう。
過去原子力発電所からの放射線汚染水を海に放出したとメディアは大きく報道してきた。しかし、今の水道水基準値より比較したらそれよりきれいだったのに報道していたこともある。書いた本人は覚えているだろうか?

どうしてこのようなことが起こるかは、原子力発電所からの排水基準は国際的に決められ、水道水は各国が自由に決めるからである。
原子力発電所からの排水は国際条約により、セシウムが90ベクレル/Lになっており、この基準で統一されている。

水道水は自由であるが世界保健機構(WHO)では、ヨウ素とセシウムとも10ベクレル/Lとなっており、日本も3月16日までこの数字を準用していた。先進国ではこの数字より厳しい基準を設けている国が多く。アメリカについては世界で最も厳しく上述した。ついでドイツが0.5ベクレル/Lで日本より400倍も高い。チェルノブイリ事故を起こしたウクライナは2ベクレル/Lで100倍高い。

水道水というのは、お茶や、コーヒー、ご飯や、味噌汁、煮物などを考えたら誰でも1リットル以上摂取する。
200ベクレル/Lの水を毎日1Lずつ100日間飲んだら体の中に約1万6千ベクレル/人蓄積される。体重を55kgとすれば300ベクレル/kgとなる。セシウムはほぼ均等に分布するので筋肉あたりと見なしてもよい。

天然に存在する放射性カリウムは生まれてから死ぬまで同じ濃度であり、4000ベクレル/人であり、同様に計算すれば約70ベクレル/kgとなる。

カリウムとセシウムは原子の最外殻の構造は似ているが原子の直径はセシウムが大きいので細胞膜にあるカリウムチャンネルの瞬間的出入りに(細胞興奮時の脱分極時起こる)関しては相当な差がでるものと想像している。もし同じとしてもこの3倍の差は無視できない量だと思う。

まさか、核戦争になっても日本人が生き残れるために、重症な遺伝子欠損にたいしても修復機能を持つ人を作るための戦略ではないだろうか?(これは冗談)

静岡県知事が茶葉で陽性になったとしても溶けたお茶の水の中にはxxベクレル/Lだから問題ないと強気だったのは200ベクレル/L数値と比較した考えがあったと思う。

アメリカで水道水の基準が0.11ベクレル/Lに規定されているのは水道の場合は水道局で除去剤などによりコントロールできるからである。
ところが牛乳の場合はセシウムが牧草に移行しやすくコントロールが難しいことで比較的高い170ベクレル/Lとなっている。もう一つの理由は水が人に必須ということも関係していると思う。

次にWHO基準10ベクレル/Lにして困ることが起こるかということである。現在日本全国検出できないと報告されているから困らないはずである。水道局は除去剤を用意して万一の非常事態にも対処できると思う。

観光客を呼びたいならば、水道水のWHO基準採用は必須のインフラである。

<引用はご自由に>

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