キュリウムはプルトニウムより何故猛毒か?

  • 2011/07/14(木) 08:42:38

先ほど測定地点を増やしていただきたいと書いたのは自分の興味でなく、特に原発からそう遠くない地域に住む住民への思いからです。その理由は次にあります。

今回の福島原発事故ではMOX燃料のプルトニウムが4種の同位体を合わせれば1.3兆ベクレル、猛毒なキュリウム242が1000億ベクレル、アメリシウムも空気中に放出された。

プルトニウムの毒性については記述済み。簡単に言うとプルトニウムは腸管吸収がほとんどないから経口毒性は低く、気道を介する粒子の吸入が問題になる。

キュリウムは胃内の塩酸により溶け、腸管から吸収される。吸収されると骨や肝臓に分布する。生物半減期は骨に沈着した場合50年、肝臓では20年である。

キュリウム242はヘリウム原子核を放出するアルファ崩壊であり、半減期は約半年と短いがややこしいのはアルファ崩壊するとプルトニウム238となり、引き続き88年の半減期でアルファ崩壊(ただし線量は約1/180に落ちる)を続ける。
従って、付着した細胞から見れば、ヘリウム原子核の攻撃を連続しているわけです。要するに被ばくした本人は一生影響を受けることになる。

気道を介する吸入被ばくはプルトニウム(福島原発から出たものだけで4種:238,239,240,241ある)と質的には同じだが量的には半減期が短い分だけ241で約30倍強くなる。
吸入防止にはN99レベルのマスク着用が効果的だと思います。

アメリシウムの同位体は全部で18個も存在するといわれ、ややこしいので福島で計測されたアメリシウム241(半減期432年)についてのみ記す。アメリシウム241はプルトニウム241のベータ崩壊によりでき、毒性はプルトニウムの1.3倍といわれるが、私はとても覚えきれないので略同等と覚えることにしている。
<引用はご自由に>

地表面の高放射能粒子を測定し、公表して

  • 2011/07/14(木) 06:38:20

高放射能粒子とはプルトニウム、アメリシウム、キュリウムといった核種でいずれも高エネルギー粒子のアルファ線を出すことからこう呼ばれるが、更に「超ウラン元素」ともいわれることもある。
これらは周期律表ではアクチノイド系に属する元素であるが1回の崩壊では終わらず、次々にアルファ線、ときにはベータ線を出しながら10回崩壊して鉛になったところで終る。
上記元素はいずれも自然界には存在しないもので、原子炉内で生成される。

高放射能粒子はすでにアメリカ側で観測されていたので日本側の測定結果の報告を待っていたところ6月中旬になって2,3か所の地点での発表があった。

注意深く読むと米ソ連の核実験時代に測定された地表面で測定された値と比較しても今回の値<福島原発から10キロ圏内の大熊町と双葉郡の4か所で土壌サンプルを測定。大熊町夫沢の原発から約3キロ離れた地点で土壌(4月29日採取)から1キロあたり0.0093ベクレル、約2キロ離れた地点(5月1日採取)から0.032ベクレルのキュリウム242を検出した。 うち1か所では、0.028ベクレルのアメリシウム241を検出したが、「過去の外国の大気圏内核実験に由来していると思われる表土におけるレベル(0.040〜0.25)と同程度」としている。>は低いものだと述べている。
すなわち、今回の発表は土1kg当たりのベクレルを意味する。一方、米ソ冷戦時代の測定の場合には表土という言葉を使用していて、数字の後に単位が書いてない。
今回の場合と、米ソ冷戦時代に測定した場合と全く同じ方法で測定したか疑問に思った。

セシウムのときは海外が地表面(/平方m)なのに、深い土(/kg表示)まで掘り起こして薄め、数字を小さくした。従って、測定方法が同じ深さまで掘ったかに疑問を持った。もしそうなら、比較はできない。

事故からずっとチェルノブイリよりセシウム濃度がはるかに低くいと報道された。本来は単位が違うので比較できないのに、数字が低いことから錯覚した。
海外では日本からの情報を得ても比較できず、困惑していたが、アメリカのある核研究者は50倍することを提唱した。

ある時、日米共同発表された汚染地図で放射能濃度は突然濃くなり、チェルノブイリの6倍濃い地域まであったことを思い出して欲しい。

測定地点を増やしていただきたい。過去との比較をするなら同じ方法で行った場合に限定していただきたい。

最後に、自動車のフィルターにトラップされた高放射能粒子から人間が1日に吸いこむ個数を推定したアメリカ側からのユーチューブを見、その時のメモを下記する。測定時期はすべて4月です。
福島県のどの地域か不明:300-400個
東京都のどの地域か不明:10個
アメリカ西海岸シアトル市:5個
このデータから当日の風向きはアメリカ側で、福島県の場所は原発からかなり離れた場所と想像した。
<引用はご自由に>

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