福島の子供甲状腺被ばく、最大35ミリシーベルト

  • 2011/08/13(土) 21:59:31

先ほどのNHKニュースで、13日、東京で開かれた日本小児科学会で、広島大学の田代聡教授がタイトルのような内容を報告した。

田代教授らのグループは、国の対策本部の依頼を受けて、今年3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に甲状腺への被ばく量を調べる検査を行った。

その結果、およそ半数の子どもの甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出されたということです
検査の結果は、来週以降、国の対策本部から子どもや保護者に通知されることになっているということでした。

3月下旬実施したら4月上旬には報告できるはずだし、学会発表より先に個々の親に報告すべきである。これでは学会発表のために国費を使って検査したようなもので、順序が逆である。

田代教授によりと、甲状腺への被ばく量は100ミリシーベルト以上に達した場合に健康に影響が出るとされています。しかし、今回検出された放射線から換算される甲状腺への被ばく量は、子どもへの影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、「健康に影響が出る値ではない」ということです。また微量なので将来、甲状腺がんが増えるとは考えにくいが、万が一の場合にも対応できるよう継続的な健康管理が必要とのことでした。

100ミリシーベルト以上でしか影響が出ないというのは広島・長崎の原爆による直接被ばくを中心にしたデータに基づくものです。現在の全米科学アカデミーやECRRの考えは100ミリシーベルトにしきい値(この用量以下は作用が出ないという考え)があることを否定しているし、内部被ばくを中心に考えている。

それともうひとつは年齢差からくる感受性差である。子供の年齢が書いてないが年齢分布上ゼロ歳も必ずいるのでその感受性の高いところを入れれば35ミリシーベルトは発がん性があってもおかしくない量といえるであろう。

さらにピークが3月15日頃とすると3月下旬が23日位からだった場合ヨウ素の線量は半減しているので実際の被ばく量は2倍する必要がある。

以上から一部のヒトでは十分起こりえる値と判断した。

いずれの考えが正しいかは8年後くらいにははっきりすると思う。

<引用はご自由に>

米、ロス近郊、半世紀放射性セシウム残存、水で流れにくい

  • 2011/08/13(土) 18:56:43

カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にある実験用原子炉で1959年燃料溶融事故が起きたがその詳細は報告されなかった。
実験用ということもあったかもしれないが近隣住民には詳しいことが知らされなかったことから、核の隠ぺい体質は各国とも似ている様に思える。ただし、アメリカの場合、公文書は30年後公開されることになっている点が日本と違う。1989年になって、エネルギー省からの詳しい報告書が公開され、近隣住民の知るところとなった。

1980年までに全原子炉は解体され周辺の土壌も一部除去したが不十分であることがミシガン大チームの調査で分かった。研究所から3km以内の住民に対する甲状腺などの癌の発生率が今でも高かった。

放射線量の強さについて具体的数値が記載されてないので、判断が難しいが、気になった点を以下書く。

52年も経過してもなお甲状腺がんの発生率が多いという点について、チェルノブイリでも年少者の甲状腺がんが減ってきたのに現在は高齢者の甲状腺がん増えてきていることから、セシウムも甲状腺がんに何らかのメカニズムで関連している可能性も無視できないと思った。

原子炉解体後実施した土壌除去作業が不十分であったことから、除染作業を甘く見てはいけないことが示唆された。もちろん、福島の年間降雨量はロスの4倍位多い利点のように考えられるが「ブラジル・ゴイアニア被ばく事故」を調べていたら屋根に付着したセシウムは激しい雨にも拘わらずほとんど減少しなかったとの記述があったことから降雨量の差を期待すべきでない。
なお、同事件は廃棄された医療機に入っていた51兆ベクレル(重さ93g)放射性セシウム単独による事故であり下記URLで読めます。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-02-04
<引用はご自由に>

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