福島第1原発、事故直後の新事実が明らかに―WSJ分析

  • 2011/09/10(土) 21:22:11

アメリカの有力な経済誌ウォール・ストリート・ジャーナルは東電の2000ページ以上に及ぶ原子炉の運転状況を記録した「日誌」や政府資料を精査し、行政当局や企業幹部、国会議員、監督当局への数十回に及ぶ取材を基にして、事故直後の新真実を明らかにした。

●福島第1原子力発電所では、極めて重要な地震発生後24時間において、これまで考えられていたよりもはるかに急速に状況が悪化していた。
作業員は必死に働いていたと思うが次々と不運や重要な判断ミスも重なり見込み違いもあり、地震、津波、予備電源の喪失といった不運が重なった。

●原子炉の1つで危険な水準にまで上昇していた圧力を下げるためのベント作業が遅れた理由はついて、なぜ東電幹部が最終的な決断を7時間も遅らせたのか、その詳細が新たに明らかになった。

●避難指示を間違えたのは放射性物質は海側にいくとの誤判断が原因だった。実際は反対方向でしかも降雨もあり、被害を大きくした。

●2号機以前に爆発した1号機と3号機からは、2号機ほどの放射性物質が放出されなかった。爆発が原子炉格納容器の外で起きたからだ。対照的に、2号機の爆発は原子炉が過熱状態になって水蒸気を発散し続け、格納容器内の圧力が上昇したことによって生じた。 

海外メディアは取材を繰り返し、真実をつかもうと努力するのに日本のメディアは余りにも恵まれた環境にあったためか、前頭前野(frontal cortex frontal aea)の萎縮(atrophy)が著しく、ジャーナリスト精神を失ったように思える。
またアメリカのWall Street Journal 誌で詳細がわかるのは残念だ。

なお、本文から選択する過程では意思が入るがそれくらいで、エッセンスの紹介文に過ぎない。

福島県住民の被ばく検査を急げ!

  • 2011/09/10(土) 15:52:55

福島県は202万人の全県民を対象に健康調査を30年続けると6月中旬発表し、新聞も世界で類をみない大規模調査と絶賛してた。あれから3ケ月経ったのにその後報道がない。
メディアは役所からの報告を右から左に流すだけなので、別の表現をすれば膝蓋腱反射と同じで大脳などなくても、脊髄さへあれば右から左へ情報を流せるので、あれほど大々的に書いたことも記憶されてないかも知れない。
しかし、該当者である福島県民が忘れてしまうことはないだろうと思うが。

その頃私はブログでWBCの検出限界が570Bq、尿の検出限界が13Bq/Lでは高過ぎてお話にならない旨書いたが、測定が進行しないなどという事態は想定できなかった。
勝手な根拠もない憶測だがひょっとして高い数値が検出されたからだろうか?
もしそうなら、逆に全県民の調査を急がなければならない。

WBCは数に限りがあるので被曝推定量の高い順にやるよりほかはないが、尿検査は簡便・安価・大人数できるのでWBCとは別枠で急いで実施すべきだ。

なお、3ケ月前は知らなかったが児玉先生の国会証言で6Bq/Lは前癌状態になる濃度とのことでしたのでセシウム(134と137はほぼ1対1の比率なので両方計測必要)1ベクレル/Lの検出感度が必須だ。
フランスのアクロでは小数点以下2桁まで測定している。日本が100倍精度が悪くても良いという甘い条件に応えられないことはあり得ない。

チェルノブイリでも放射性セシウムの体内濃度は1年後くらいにピークあったと記憶している。これからは主食も汚染されるし、体内の放射線濃度の上昇はさけられないのであろう。ピークをつかめるためにもスピードアッピしなければならない。このままの状況で推移すれば、放射性セシウムもヨウ素131と同様に被曝量も把握できないまま時間だけが過ぎるだろう。

今の進捗状況では今後死者が何人出ようと、放射能との関連を証明(死亡した場合に放射能検査を義務付ければかなりの率で証明できるが、新通達が必要)できないことは明白である。
このまま推移したら、結局福島原発事故では一人の癌発生者も証明できなかったということになるだろう。

最近、福島原発事故による死者は、今後100万人以上と英紙が報道したのでその落差はチェルノブイリの比ではない、100万人対ゼロである。
<引用はご自由に>

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