飯館でプルトニウム検出、原発敷地外から初

  • 2011/10/02(日) 10:25:51

タイトルは昨日の新聞報道であり、発表要旨は下記のようだった。
「プルトニウムが45km離れた飯館村まで飛散していたことが30日文科省の調査で分かった。事故で放出されたプルトニウムが同省の調査で原発の敷地外から検出されたのは初めてで、6か所(測定100か所で検出されたとことろ)の測定場所で最も高かったのは浪江町で1平方メートルあたり4ベクレルだったが、濃度は低く、被ばく量は非常に小さい。」

今回の発表は極めておかしいと思った。しかし、既に誰かが指摘してくれていれば私は書くまでもないと、書く前にグーグルで検索したが、表示されたトップから20件までのところにはなかった。これ以上探す時間があったら自分で書いた方が時間の節約になると考え、書くしだいです。

特に私が指摘したかったのは3月、大量に地表に放射性物質が降下した時、ガンマー線を出すセシウムを地表面(Bq/平方m)で測定すべきだったのに深い土まで掘り起こして薄めて表示(Bq/kg)した。

今回4ケ月くらい後になって既に放射性物質が地表面から地中に降下した時期になって、地表面で測定している。今回はアルファ粒子なので地表面で測定しても意味がないのに地表面(Bq/平方m)で測定した値を出し、低いから安心だとしている。

降下したばかりの時期にガンマー線の線量をBq/kg表示しても、降下してから何カ月も経ってからアルファ粒子の線量をBq/平方m(測定法の記載が一切ないのでこう判断した)で表示しても、いずれの場合も世界で実施するヒトはいない。これらの数値は他国との比較はできないし、数値に対するコメントがくることもないであろう。

20件の読んだネット文で、多くの人が指摘していたのは、事故直後に第一原発敷地と飯館村で半減期2.4日で、プルトニウムに変わるところのネブツニウムが同濃度測定されていたではないかという指摘だった。
私も本件に関連したブログ(8/17,23)に書いているし、アメリカ西海岸でも3月下旬RadNetで測定(この場合空気中で捕捉するので単位は立方m)され、過去20年来の最高値が報告された。

私のようなものがブログに書いても影響力は知れている。本来は何万倍もの影響力を有する、ジャーナリストが書くべきである。
メディア関係者は記事内容を自分の大脳までインプットしないで、単に脊髄反射で記事を流しているだけのように思える。

⇒上記のように質的にも無茶苦茶だが、量的な面からみても、まるで零細企業者が測定したようだ。半年もかかって、核種がプルトニウムとストロンチウムだけで、測定点がたった100箇所だけだ。
プルトニウムよりももっと危険な核種キュリウムやアメリシウムの測定もない。プルトニウムの測定をするならばMOX燃料を使った3号機のブルームの場合はそのルートでは末端の東京まで測定すべきだ。

アメリカ人の元原子力技術者Arnie Gundersen博士の方がはるかに役立つ情報提供している。自動車のエアーフィルターにトラップされた高放射能粒子(プルトニウム、アメリシウム、キュリウム)を測定した結果、アメリカ西海岸のシアトル市民(福島原発から飛来した)高速粒子を毎日一人平均5個を肺に取り入れ、東京は10個、福島の住民(立ち入り禁止区域の外側か?)は300-400個吸入していると述べた。

こんな危険な状態下にありながら高校生による福島女子駅伝を企画するなど、もし内部被ばくに関する知識がある人間なら考えるだろうか?内部被ばくの知識が全くないからその恐ろしさを知らないだけと思う。
何故なら運動時の呼吸量は平時の4-5倍に増え、しかもマスクもできないので高放射能粒子の吸い込む量は何十倍にもなろう。
どれくらい前ブログに書いたか忘れたが気道を介して吸い込む内部被ばくについて詳述したので読んでいただきたい。キュリウムはプルトニウムと違って胃に入っても吸収されてしまう。

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