福島女子駅伝で高放射能粒子の吸引は大人の責任

  • 2011/10/05(水) 20:02:02

福島女子駅伝参加は大人の責任だと書きながら放射線に関することだけ書いて終え、責任問題について何も記述しなかったので追加する。
本ブログの目的は子供でなく大人の関係者に関する責任問題なので、そこに焦点をおいてその立場の方を念頭に私見を述べる。

11月14日福島開催の東日本女子駅伝の参加選手は、10代の女子とのことだった。このような若い女性が何の知識もないまま競技に参加し、放射線粒子を吸い込んだら、放射線の感受性もまだ高く、もし、がんになれば20代で起きてしまう可能性も高い。高放射性粒子の物理的ならびに生物的半減期も長く、いつ起こるかも知れないリスクを生涯受けることになる。それにも拘らず、肺に取り込まれたことすら確認する手段もないし、体のどこかに移動してもその位置すら推定できない。

昔は膠原病とか原因も不明な病気も多々あった。しかし、現代の医学では、ほとんどの病気や、怪我も、ほとんどが原因から、予測もできるようになった。
しかし、五感で認識できないまま高放射能粒子を吸い込んだ場合、体内のDNA修復機構はフル稼働するが、そういうことが起こっていることも認識できずあるとき癌や何かの症状(DNA修復機構と免疫機構の両者のフル稼働は難しいことから起こるであろうこと)、が若いうちに起きてしまったら、その時後悔しても取り返しがつかない。

高放射能粒子が放出されるとき、5百万電子ボルト(MeV)という高ネルギーをもっているのでこう呼ぶ。文科省は9月末になって、プルトニウムがはじめて見つかったと報道したが半年遅れだった。既に3月15日前後に、第一原発の正門付近と飯館村でほぼ同じレベル(プルトニウムの前駆体ネブツニウム)が知られた。 3月18日頃、アメリカ西海岸の各地域で放射性プルトニウムが、過去20年で最も高い値が検出された。福島原発から空気中に放出されたプルトニウム量は約1.3兆ベクレル/kgだった。
プルトニウムより3割毒性が強いアメリシウムは八王子市で9月15日に74Bq/kgが報告された。さらにそれらより毒性が強いキュリウムも放出されたが福島原発から放出された量は1000億ベクレル/kgなので、3者の中では量は最も少なかった。

昨日のブログに書いたように元原子力技術者アーニー・ガンダーセン博士は東京および福島を走行した車のエアーフィルターを集め高放射能粒子を検出し、福島のヒトは毎日300から400個を吸い込んでいると計算した。

駅伝競走においてマスクの着用は考えられず、全力疾走時の呼吸量は5倍に以上に増える上、このような激しい運動下では気管も開き、繊毛運動によって逆送(安静時は比較的大きな粒子の排出ルート)される量は極めて低いと想定される。
従って、短時間であっても、肺の中に取り込まれる量は極めて多くなることが予想される。

●駅伝関係者へのお願い;駅伝における人体への影響で最も危険なことは高放射能粒子の体内へ取り込みである。というのは物理的並びに生物学な半減期がともに非常に長いので一生影響を受ける。なお、福島で測定された自動車の走行経路は公表されてなく、走行時期は4月なので、現時点でのマラソンコースを数往復くらいし、エアーフィルターを回収し高放射能粒子を計っていただければ確度の高い判断資料が得られるであろう。

●保護者へのお願い。成人になれば自己責任で任せても良いが、未成年の間の責任は保護者にあると思う。

最近福島の高校生が体育授業中に心停止し、AEDも効かなかった記事を新聞で読んだがその後の報道がないのでセシウムとの関連性は全くわからない。しかし、放射性のない普通のセシウムは動物における実験的不整脈誘発剤なので、走ると決断された場合でも念のため心電図を測定してもらっておけば安心できると思う。

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