横浜市でストロンチウム90が195ベクレル/kg検出

  • 2011/10/10(月) 20:54:46

タイトルはガラパゴス島に住む日本の放射線専門家と書こうかと思ったが,
横浜市のストロンチウム測定値の報道は新聞にはなかったので、表題を採用した。

私はこのことには驚かない。何故なら3月18日頃からアメリカ西海岸(アラスカ、ハワイ、グアムも含む)各地16か所で、過去20年来で1度も測定されたことのなかった高濃度のストロンチウムや高放射能粒子のプルトニウムなどがアメリカ環境保護局(EPA)で測定された。この情報はRadNet<セシウムなどのγ線は2時間ごとに公開される。α、β線核種は核種を分離するので1-2週間測定に時間かかる。>というWeb上に4月に公開された。

3月爆発直後、放射線専門家がプルトニウムは重いので、原発敷地より遠くには飛ばないと言った言葉が新聞報道されたので多くの国民は信じたようだった。
<この言葉により私は放射線のブログを書く決心をした。放射線専門家なるヒトの説明は今もひどいが、当時は本当にひどかった。例えば、T大の放射線専門家は講演会で低線量放射線は浴びれば健康になるし、放射線は安全だ、安全だの一点張りで限界は話さなかったので質問したら、1時間1000mSvまで安全だと話した。このYouTubeは掲載されるとすぐ削除されたが、たまたま私は見た。重箱の隅を突っつくような間違いは報道しても、重大な人命にかかわるような間違いでもあまりにも大きな間違いになると沈黙するのが日本のメディアの特徴と思った。>

9月になってまもなく週刊誌で飯館村に大量のプルトニウム降下と報道され、9月末には文科省も公表した。

ところが、9月30日、NHKテレビで放射線医学研究所の専門家が東京にはストロンチウムは飛んできていないと断言したとのことを今日ユーチューブで見てびっくりした。東京での測定結果があるならば、いつ、どこで、計ったか根拠を示すべきだがその説明はなかった。

専門家がストロンチウム89は2000兆ベクレル、ストロンチウム90は140兆ベクレル放出されたことが官からも6月報告されていたので知らなかったことなどあり得ない。
またストロンチウムは1384℃で気化することから爆発時には一部気化していただろう物質が敷地外へ飛散しないなどと専門家が考えることは想像できない。
また意図的にウソをつくメリットも想像できない。原子力村住民の談合だったのだろうか?しかし、そんなことはあり得ないように思う。
結局、専門家は外界と遮断されたガラパゴス島に住んでいるとしか考えられない。

横浜市港北区マンション屋上でストロンチウム90が195ベクレル/kg検出された。米ソ核実験の影響によるバックグランド値は1〜2ベクレル/kgとのことだった。 屋上という特殊なところなので、平均的な数値を知るにはもっと測定しなければならないが、いずれにしても半年も経過したので、降下(fall out)した量など概算で予測するくらいである。

現在政府は海に流れたストロンチウム以外全く無視している。
横浜まで飛んできたストロンチウムは恐らくセシウムの分布と類似した状態で飛散しているに違いない。
政府は至急、東京をはじめ、各主要地域で測りセシウムと相関性があるか明らかにする必要がある。もし、概略セシウムと類似しているならセシウムとの比率から類推することも可能になるであろう。そうして得られたエビデンスを基に食品規格まで考えるべきだ。
さもないと、セシウムからは予想できなかった以上の白血病患者が発生するであろう。

何故なら、ストロンチウムを内部被ばくすれば、骨に沈着し、生涯被ばくし続けるのでICRPによるシーベルトの値を300倍しなければならず、その影響は大きい。
ECRRのバスビー博士は日本ではあまり知られていないが、アメリカおよびイギリスでの被ばく裁判では40連勝中である。その理由はDNAが登場する前にできたICRPの理論では現在のゲノム科学に通用しないことである。

少し前まではチェルノブイリより軽度と思われていた被害が、今やチェルノブイリを超え、史上最大の惨劇に至ると看做す人が海外では増えてきた。

この理由は、セシウムを調べるだけで、高放射能粒子も、ストロンチウムも測定しなく、子供の避難もさせない日本の放射線問題に関する取組からきていると思う。第二次大戦中に英語の使用を禁止し、敵の戦力を分析しないで、竹ヤリ精神で勝てると考えたあの当時と現在は非常に類似していると思う。
あの当時はB29爆撃機が焼夷弾を落とし、グラマン戦闘機が機銃照射をしたのでその怖さを体験したので、小学生でも戦況を理解できた。しかし、放射線は五感で感知できず、情報統制すれば暫くの間は平穏に過ごせるかもしれないが、人口減少の加速が起こり出した時、あわてても手遅れだ。今から先手、先手と事態を正確に把握し、最善の対処するか二つの道しかないことを強調したい。

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