除染作業者、汚染地域住民はN99マスク着用を

  • 2011/11/07(月) 11:02:55

最近除染作業者の映像を見ることが多くなったが、軽装なのでびっくりする。
除染作業時は放射性物質が最も飛散する時なので、放射線粒子を取り込まないよう細心の注意をすべきである。

第一の心配は呼吸器への放射性物質の吸入である。放射性物質が付着した埃や、霧状のミストを大量には肺に吸い込む危険性がある。肺に吸い込まれた粒子の動向はブログ(5月5日、空気中浮遊粒子の大きさと内部被ばくの関係)に書きました。
これを完全に防げるのは福島第一原発で活躍した東京消防庁所属のハイパーレスキュー隊員が着用したN11マスクだがこれは酸素供給を空気でなく酸素ボンベに頼るものであり、人命救助とか緊急事態時に必須であろう。
手軽で安価に使用できる普通のマスクでは超微粒子(約.3マイクロメータ)の吸入を99%防止できるというN99マスクの着用がベストであろう。

マスク以外の件について、ベータ線で汚染された水などが直接皮膚に接触すれば体内へ4mm入るので、その間の細胞は障害を受ける。
従って、肌の露出は避けるべきで、衣服が濡れる場合には防水着も必要であろう。

次に住民について、上京した時、春の花粉の時期、マスク着用者は結構居たが、夏から秋にかけてのこの時期にマスク着用者を見かけなくなった。
とういことは空気中を飛散する放射能粒子を吸い込む内部被ばくについて対策しているヒトが居ないことである。この理由は放送でも空間線量だけしか言わないので、放射能粒子の飛散については全く心配してないケースも多いと思う。もうひとつの理由は自分では心配しているが、周りのヒトがマスクを着用しないので、自分だけ他人と変わった行動をしたくないとのことかもしれない。

東京でいつも思うのだが空気の汚れが田舎より多いことを実感する。実際放射能汚染されたゴミが焼却されており、また交通機関により齎される放射性物質も吸い込むので、建物の中ではいらなくてもヒト込みが多く、従って浮遊する塵芥の多いところではマスクを着用した方が良いと考え、最近は交通機関の乗り換え中では私はN99マスクを着用している。4月東京のヒトは1日10個の高放射能粒子吸い込むのにシアトル住民は5個という記事はブログに書いたが、その後の情報がなかったのであくまで個人的な行動としてブログに書くエビデンスがなかった。

ところが10月31日、アメリカ・マサチューセッツ州の放射線化学とモニタリングの専門家であるM. Kaltofen教授は全米公衆衛生協会の会員の医師たちに次の報告(参考資料1)を行った。

日本のから送られてきた靴ヒモ、自動車のエアフィルターなどを含む多くのサンプルの放射能検査を実施した結果、高濃度放射能(靴ヒモで3nCi/サンプルと書いてあったので90ベクレル見当か)が検出された。東京のエアフィルターからもかなりの量が検出されたが福島の車では、信じられないくらいの放射性物質があった。一方、アメリカではほとんど検出されなかった。

彼の報告は、このまま推移にまかせていては、やがて日本での健康被害は甚大なものになるであろうことを示唆している。

金持ちは疎開できるが、そうでない賢明なヒトはマスクの着用を思いつくであろう。

参考資料1.http://apha.confex.com/apha/139am/webprogram/Paper254015.html

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