放射性銀Ag-110m各地で計測、牡蠣、イカ、タコに濃縮可能性あり

  • 2011/11/10(木) 22:22:32

リンクしているEX-SFさんのブログを見たら、飯館村のジョロウグモは放射性銀を1000倍に濃縮し1397ベクレル/kg(生体重)にもなったという記事があり、また新しい核種の情報が入ったので調べた。

アメリカの環境保護局のホームページには放射性銀の記述はなかったので、放射性コバルトよりも出現頻度が低い核種のようだ。

このものは銀(Ag-109)に中性子が衝突して原子核に取り込み放射性銀(Ag-110m)ができるので昨日書いた放射性コバルトと同じようにできる。
銀の融点は962℃で沸点は2162℃なのでコバルトより低い。銀がどこに由来か興味あったが核燃料からくるとのことであった。銀は中性子を吸収し易いので原子炉で使われているとの記述もあった。
放射性銀はベータ崩壊する時、同時にガンマ線も放出し、その半減期は250日である。

放射性銀が最も高濃度検出された地点は原発から5km離れた双葉町でその濃度は8万3千ベクレル/kg(土重量)であったが、福島県各地、茨城県東海村、水戸市などでも計測されている。飛散ルートは少なくとも3月14日と21日の二つのルートが有力である。

被ばく毒性を調べると実効線量はセシウムより小さく、体内も蓄積されにくいとのことだったので、あまり心配はいらないかもしれない気もしたが、クモのように生体濃縮もあるので、ヒトが食べるもので調べた結果(参考資料1)。チェルノブイリ事故でもAg-110mが放出され、そのときは牡蠣に集積した。またイカ、タコなどには生体濃縮し易いとのことだったが、いずれも具体的な数値がなかったので、ストロンチウムの心配もあるし、具体的数値が提示されるまで安全サイドに立ちこれら魚介類は避けるべきと思う。

参考資料1
http://ameblo.jp/kenken4433/entry-11013125816.html

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