放射性瓦礫を全国へ拡散するな

  • 2011/12/31(土) 18:20:13

ダイオキシンをはじめとする毒物は有機化合物であり、全て何千度の高温にすれば無害なものとなる。
ところが放射性物質は原子核内の変化であるため何千度の高温にしても変化させることができない。

今セシウムを焼却すれば気化温度は671℃と低いため、集塵機での捕捉温度がそれ以下にならない限り、気体状態のため捕捉されずに飛散し、空気中を漂う塵に付着し、再び新たな放射性微粒子となり放射線汚染が焼却場から始まる。
即ち、日本全国の新たな福島化に始まりである。<海外では第二の福島化と言う>

ここで問題になるのは放射性物質の総量である。今月の文科省の発表によれば福島・宮城への放射性セシウムの降下量は2県を除く全国の県に対して47倍だった。
福島・宮城降下した放射性の2%を瓦礫として処分すれば全国の放射能濃度は倍になることを意味する。今全国の放射線濃度が2倍といったが焼却場を中心とした汚染であり、極めて濃淡の濃いものになろう。従って、もし、降下量の0.02%程度としても焼却場を中心としたエリアでは今までにない濃度が現れることがあるかもしれない。

その上、正確に量を把握できていない放射性物質(ストロンチウム、プルトニウムほか多数)がある。

放射性物質は拡散方向に持っていくのでなく、収斂方向に持っていくのが国際的な合意であるから、被災地に堅牢な施設を作り保管すべきである。

放射性廃棄物の全国拡散はまかり間違えれば私達の子孫への甚大な被害をもたらすだけにその責任は極めて重い。今回の原発事故では我々大人の世代がなんとか乗り切れればそれで良い思想が一貫しているようで嘆かわしい。放射線処理は一歩誤れば取り返しがつかないので、放射能汚染は我々の世代で完結させるように全力を尽くすべきである。後世代に負担を掛けてはならない。
以前も書いたが、「国破れて山河あり」太平洋戦争に負けても復興できたのはきれいな大地があったからであろう。

焼却するなら安全な焼却方法を確立する実証試験をして安全な方法をまず確立することが先決であろう。

上述のような実証試験結果を持てば論理的な反証もできようが,さもなければ、我が国における放射性廃棄物の処分は国際基準「ICRP Publ.77(1977)放射性廃棄物の処分に関する放射線防護の方策」およびICRP Publ.81(1978)長寿命性放射性固体廃棄物の処分に適用する放射線防護の勧告」にも適合する必要があろう。

福島放射線は既に14000のアメリカ人を殺した?

  • 2011/12/30(金) 18:05:41

本タイトルの原文は「 Fukushima Radiation Has Already Killed 14,000 Americans」であるが、あまりにも大きすぎるので、?マークは私が勝手に追記した。

この文章はGeorge Washington氏の12/27/2011付のブログであり、通常は私のブログには書かない。しかし、 福島原発事故後の論文審査を経た論文の初めての国際的な医学誌( the International Journal of Health Servicesの12月号)に公になった文書の紹介なので、本ブログでも紹介する次第です。

本文の要旨は「日本の福島原発事故による放射線により、アメリカでは1万4千人の過剰死が惹起された。同氏はチェルノブイリ原発事故では17週間で16500人の過剰死を推定したので、今回の福島原発メルトダウン後、14週間で14000人は両事故がほぼ同等の影響をアメリカにもたらしたとみなした。」

参考ブログは下記であり、映像も見れが、残念ながる日本語訳はない。

http://www.zerohedge.com/contributed/study-fukushima-radiation-has-already-killed-14000-americans

なお、詳しいことは原文を入手後書きます。

米国科学アカデミー学説を否定する御用学者

  • 2011/12/24(土) 17:41:47

今日の東京新聞によれば、「低線量に被ばくの健康影響を議論する政府の作業部会は12月22日、年間放射線量20ミリシーベルト(mSv)未満の地域を居住できるという報告書を細野大臣に提出した。このまとめ役は100mSv以下では健康への悪影響は確認されてない主張することで知られた長崎大学の長滝名誉教授と東京大学の前川名誉教授である。」

上記新聞報道を読んでびっくりした。平時における日本の法律でもあり、世界の標準でもある1年mSvに違反する環境の恒常化政策である。

この幼児20ミリシーベルト(mSv)/年被ばくは小佐古東大教授の辞任に発展したのみならず、ノーベル賞授章医師団によるニューヨーク市での緊急声明をはじめとする世界中の関係者から非難の声があがった。

何故なら放射線による影響はしきい値なしの直線関係にあるというのが世界の常識である。このことについて、米国科学アカデミーは、「放射線被曝には、これ以下なら安全」といえる量はないという内容のBEIR-VII(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、
http://dels-old.nas.edu/dels/rpt_briefs/beir_vii_final.pdf
を報告しているので多くの方に読んでいただきたい。

更に原子力発電を推し進める立場にある、国際放射線防護委員会(ICRP)でさえ、しきい値なしの直線関係説を今日では認めるようになった。
我が国だけが、広島・長崎の原爆説を根拠にしても、この根拠には二つの致命的な欠陥があると世界ではみなしている。即ち、精密な調査は原子爆弾投下から数年後から始まったことと、原爆後の中心地と周辺地区の区分けは近接し過ぎであったために対照群を少し離れたところから選ぶべきという問題である。

住民が20mSv/年まで許容と言うのが直接被ばくかだけか、内部被ばくまでを含むのか新聞報道だけではわからないが、仮に直接被ばくだけとすると2μSv/時の線量のところにも住むことになる。赤ちゃんの場合5倍の影響があるので、大人の100mSvに相当する。

更に空気中に漂う埃を肺に吸い込むことや、飲料水や食物を介する内部被ばくも避けられず、内部被ばくの影響は同じシーベルトでも数百倍の影響が考えられるので、このような環境で住むということに国際社会から批判が湧き起るのは当然であろう。

批判を受けるだけなら言葉の問題であるが、実害を最も受けるのは生まれたばかりの赤ちゃんである。無事に成人式を迎えることができるという自信を本当に持っていたのだろうか?

12月15日放送の「あさイチ」テレビに対するコメント

  • 2011/12/22(木) 00:45:57

この放送についてはいろいろ注文をつけてきたのに、忙しい事情があって12月15日の「あさイチ」テレビについて見なかった。1週間遅れてしまったが、幸いkiikocyanブログにその時の書き起こし文があったので、それを読みながら書くしだいです。

前回セシウム134のピーク値と読み取った値は、機械の調整不具合いで実はビスマス214との説明だった。このビスマス214は自然界に存在していることだった。ビスマス214の半減期を調べると20分である。このように短命な核種が検出されるほど存在するものだろうかと思った。

もし至る所に存在しているならばメーカは徹底的に機械調整している筈と思う。また、通常の分析測定では標準物質を用いて校正するが、そういう基本的なことも抑えてなかったとは随分お粗末だ。

また、10月17日放送時は通常より非常に長い時間を掛けて測定したので、ゼロ表示<本来は検出限界値などの表現を用いるべきだったので、その面では今回は進歩した>。
しかし、今回はヒトケタ数値であり、検出限界値が一挙にあがってしまった。

カリウムの測定については45億年に1回しか起こりえないようなミステリアスな出来事と以前書いた。
案の定、放送から2か月してもまだ説明できなかった。測定機の置いてあるコンクリートがカルウム40で汚染されたとかで検討中とのことであるが、カリウムの存在を放送後、知るとはあきれた。
また、カリウム40から出る放射線は鉛板で遮蔽すれば遮断できる筈である。

食品規制値来年4月から現行の5分の1に

  • 2011/12/21(水) 10:36:11

ブログに書きたいことは一杯あるが、このところ時間がなくご無沙汰しています。
タイトルは今日の新聞記事から引用した。以下記事を読んだ感想を書く。

現行の食品規制は原発事故を受けた非常事態時用であり、速やかな引き下げが待たれていた。
現行の放射性セシウム規制値の1/5となり前進した。
具体的な基準値について書くと食品100ベクレル/kg、牛乳50ベクレル/kg、飲料水10ベクレル/kg、乳児用食品50ベクレル/kgとのことであった。
上記の中で乳児用食品50ベクレル/kgは基準が甘すぎると思う。個人的には20
ベクレル/kg位の厳しい値にすべきとと思う。

その理由は二つあり、細胞新生が盛んなため、大人よりはるかに被ばくの感受性が高いこと。もう一つの理由は、乳幼児は乳幼児製品しかとらないことが多いことにある。そのため、放射線汚染された場合には、大人と異なって汚染されてない食材による希釈が期待できないからである。

飲料水10ベクレル/kgは厳しいようであるが、夏などには2Lを超えて飲むことがあり、また、国際的な基準(WHO)にも合致しており、観光客を誘致する際の前提条件として必須であろう、

新聞のコメントでは識者が食品の規制値を超えても冷静にと話しているが、これはいただけない。何故なら、現行はほんの一握りの食品しか測定されてないので、規制値超えが見つかれば、氷山を見つけたようなもので海面下には大きな塊があるとみるべきであろう。第一規制値超えに無関心になれば内部被ばく被害者は増え、観光客も来なくなるであろう。

今回の規制値は食品に含まれる放射性セシウムが1ミリシーベルト/年間ということであり。 一方、平時の国際的基準は直接被ばくを含む年間1ミリシーベルトであり、今後直接被ばく量減らし、また放射性セシウム以外の核種の分布の測定も課題となろう。

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