ホールボディカウンター計測数値は実測値で示すべきだ

  • 2012/01/13(金) 23:34:15

ある放射線専門家が「福島の住民80人をホールボディカウンター(WBC)で
計測したら0.25ミリシーベルトなので全く心配いらない]といった。このわずかな言葉の中に間違いや、不正確さが一杯なので吃驚した。

●まずホールボディカウンター(WBC)で放射性セシウムを計測した場合の数値はガンマー線のベクレル値であって、シーベルトではない。外部被ばくの場合にはベータ線の影響は小さいので省略してもかまわないが、内部被ばくの場合にはベータ線の被ばくが主でそれに較べればガンマー線の影響は副次的にしか過ぎない。従って、WBCによる計測結果は国際的にもベクレルで表示される。なお内部被ばくの場合、放射性物質の体内での局在位置により変わりるのでシーベルト値など算出できない。

国際放射線防護委員会(ICRP)は早い段階から、数値化困難な内部被ばく問題を無視してきた。

一方、欧州放射線リスク委員会(ECCR)は臨床症状を中心に観察することにより、内部被ばくの被害の大きさは、ICRPによる外部被ばく計算の数値を300-1000倍する必要があることを主張している。
従って、ベクレル表示が基本であるべきで、シーベルト表示の場合はどのような計算式で算出したかを明らかにすべきである。

●福島の住民80人といっても、福島は広いので降下量が東京と同等か少ない地域もあり、100倍も多い地域もある。
従って住民を被ばく量ごとにグループ分けて平均化すべきである。例えば30,10,3,1,0.3マイクロシーベルト/hごとに分けるのも一法であろう。
WHCは台数が極めて少なく、1日に測定できる人数も少ない、もう事故から10ケ月過ぎたがどれほどの人数実施できたろうか? こんなにノロノロ測定していたら,いつ全員の測定が終了するのだろうか?
時間がかかるWBCを止めて尿検査にすべきである。多人数を簡便で安価にでき得られる情報価値も大きい。何故、尿検査を急いでしなかったろうか?

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