文科省審議会早くも骨抜き、乳児用食品は100ベクレル答申

  • 2012/02/03(金) 23:53:41

「厚生労働省の諮問を受け、食品の放射性セシウムの新基準値案を審議していた文部科学省の放射線審議会(会長・丹羽太貫京都大名誉教授)は2日、乳児用食品と牛乳について、1キロあたり50ベクレルを100ベクレルに緩めてもよいとする答申案をまとめた。次回に最終案を厚労省に答申する。
 審議会では「乳児も含めどの年齢層でも、1キロあたり100ベクレルの食品を摂取し続けても、年間被ばく限度の1ミリシーベルト以内に収まる」との意見が大勢を占め、子供の健康は十分に守られるとの見解で一致した。新基準値案は農漁業生産者に厳しすぎ、被災地の復興にも影響を与える可能性があるとの意見も出た。」

12月21日ブログに「食品などのセシウム新基準の提示に対し、一歩前進ということで賛成意見を書い。その中で乳児用食品50ベクレル/kgは基準が甘すぎると思う。」と書き。その理由として次の2点をあげた。

細胞新生が盛んなため、大人よりはるかに被ばくの感受性が高いこと。もう一つは、乳幼児は乳幼児製品しかとらないことが多いことにある。そのため、放射線に汚染されない食品を摂取できる大人とは異なる。
それが新基準を示す前に100ベクレルに緩められてしまった。今回生産業者に配慮したという記述もあったが、最も重要視しなければならない乳児を軽んじる国に明るい未来があり得ようか?と暗い気分になった。

本来外部被ばくと内部被ばくでは同じシーベルトでも被ばくの影響は全然違いECRRでは300倍以上違うと主張している。この違いなど日本ではほとんど理解されてないので、今後も主張していかねばと思う。

福島の子供3765人の甲状腺を超音波検査悪性の変化なし?

  • 2012/02/03(金) 00:57:44

「18歳以下の子ども約36万人の甲状腺検査を進めている福島県は25日、専門家による検討委員会を開き、先行実施した避難区域の3765人のうち、26人に一定の大きさのしこりなどが見つかったが、全て良性だったとする結果をまとめた。検討委座長の山下俊一・福島県立医大副学長は「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」と報告した。」

また表などを読むと、5.1mm以上の結節を示すものが26人いたので、一定の大きさのしこりという表現になり、この人数が26人ということがわかった。
一方、嚢胞が20mm以上の子供が1,117人いたがこの所見はがんにならないと判定された。したがって「再検査開始は2年後」という記載があった。
これらを加えると約3割の子供が該当するが、現時点ではがんと判定されなくても、将来がんに移行しないという保証があるだろうか疑問に思った。しかし、次に述べるような理由で2年後では遅過ぎると思った。

エコー検査による画像検査だけで良性腫瘍か悪性腫瘍の判断は難しいように想像する。というのはつい最近の知識はないが、以前は、良性か悪性かは病理学者による組織診断により決められていたからである。
なお、非常に簡便に類推する方法は異常組織部位の倍加時間(Doubling time)であり、この日数は固形がん一般では75日前後と記憶している。

この観点にたてば、もし悪性ならば4−20倍に増殖する半年から1年後の間に再検査すれば明確になるであろうと思った。最悪のケースでは400倍にもなる2年後では遅すぎると思った。
もちろん、どの程度の比率で起こるかなどわからないが、何も知らない、無実の、そして日本の未来を担う子供に起きるということを考えれば、多少の経費や労力を惜しんではならないと思う。<この項、深夜に書いたので今朝起きて若干加筆した。>

HOME |