呆れた放射性瓦礫焼却問題

  • 2012/03/10(土) 10:23:29

過去瓦礫焼却問題については何回も書いてきたが気付かなかった問題もあるので追加する。
●一つは矢ケ崎元教授の焼却に伴う再拡散問題の文を勝手に引用<「 」の文章>させてもらいました。
「原子炉から飛び出す放射性の微粒子は、原子炉から出る時に原子炉内にある様々な原子がくっつき合っているのが実態だと思います。
原子炉が何らかの仕方で爆発するということは、内部が高温になり、圧力が高くなるからです。爆発により、原子が高温の状態から一挙に温度が低下していきますが、その際にぶ突き当たった原子同士が合体するようになり、微粒子ができます。決してヨウ素ならヨウ素だけが選択的に合体しているのではありません。内部に存在して高温になった原子は沢山の種類があって、どの元素同士がぶつかるか分からない状態で、ぶつかったはしから合体が始まるのがプロセスだと思います。例えば、ある場所でセシウムが確認されたということは、ストロンチウムもプルトニウムも微量とは言え、そこに同時に存在している可能性があるのだと思います。
焼却するということは、逆に微粒子の中の元素を再解放する可能性があります。焼却温度に寄りますが、高温になれば元の微粒子の中にかたまってはおれず、外に出てきて今度は煙の中の他の原子と合体するのだと思います。がれき焼却により放射能物質が拡散されて、内部被曝をしてしまうような状態(気体や、微粒子や灰)で外に出るのが大問題です。」

私の知っている範囲では、焼却炉の温度は施設によってマチマチですが、最新鋭の大型施設ほど高く、千数百度以上で、またフィルター捕捉時の温度は個々のケースで大幅に変わるのでわかりません。しかし、放射性物質除去を目的に建設されたものは全国どこにもない筈である。

参考のため、主要放射性物質の気化温度を列記します。セシウムとストロンチウムは671および1383℃(777℃は融点でした済みません、12日訂正)なので再飛散する筈です。プルトニウム(福島事故後アメリカ西海岸で過去20年来で最大濃度が計測)とコバルトの場合3228および2927℃なので焼却による再飛散はなく、主に焼却灰に残る筈です。

●放射性瓦礫を全国にばら撒く作戦は、かってどの国も考えつかなかった、今回初めて日本人により考えだされた思想である。これについて、ECCRのBusby議長は全国民を被ばくさせることにより、発がん性出現率に有意差をなくさせる方針と主張している。細野環境大臣が福島のがん発生率を高めることはしないと話したが、現在福島に存在する全ての汚染物質を物流を介して全国にばら撒いているのが実状なので、その加速のため瓦礫も含めたのだろうか?日本人の知性が問われている問題である。

●最近焼却キャンペーンがメディアから発信されているが、税金による広告宣伝費の効果なのだろうか?
あるブログを読んだら約2400万トンの瓦礫の2割の400万トンに過ぎず、しかも東北地方のヒトは雇用の問題もあり、自分のところで時間を掛けて処理したいとの記事を読んで、何と壮大な無駄遣い使いをし、世界に不審を与えるようなことをするのか呆れた。

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