世界の太陽光発電は普及が加速し、採算ラインへ

  • 2012/04/19(木) 20:13:41

我が国では、太陽光発電など補助金で成り立つだけであり、再生エネルギーなど全部併せても20年後でやっと数%しかならないとの考えが支配している。
それ故に、福島原発事故による被ばく被害を過小評価するように努力を重ね、原子力発電復活こそが日本再生に必要と考え、政府、官僚、財界、メディアが一体となり邁進しているのが日本の現状である。
原発停止は集団自殺と公言する政治家まで出現した背景でもあろう。

世界の太陽光発電の現状はどうか、先入観念を捨て、冷静に客観的に見る必要がある。

今日(19日号)と先週の日経ビジネスオンライン誌(URLを最下段に表記)に良い記事があったので参考にしました。

確かに太陽光パネルの値崩れにより、半値となって潰れるメーカーが続出したが、そのことにより、補助金なしでも、電力料金の高い地域(アメリカのハワイ州など)では採算が合うようになり、普及が加速しだした。専門用語でいえばグリッドパリティへの到達である。すなわち、発電システムの導入コストが電力小売価格と釣り合う状態に近づいた。


太陽光発電の普及は2010年ではドイツを中心とするEUであり、世界全体の1700万キロワット(以下KWと略記)の8割を占めた。
2011年はまだ速報値しかない状態だが、2600万KWと53%も増加した。昨年からはアメリカでは電力料金の高い地域で、緯度の低い(太陽光線の強い)地域を中心に普及にはずみがつきだした。今後は、アフリカ、アジアなど太陽光の強い地域を中心に世界的に太陽光発電が加速度的に普及してくることが予測されている。

緯度の低い日本はドイツより太陽光の強さで勝り、有利である。
その上、地震国日本では地熱を利用し、発電できれば、供給の安定した電源であり、期待も大きい。また九大開発のレンズ型風力発電装置を使えば発電効率は3倍も高まり有望であろう。太陽熱、地熱、風力発電のような再生エネルギーの利用は世界の流れから遅れてしまったが、横並びからほんの少しの遅れであり、やりようによっては、世界をリードできる産業になるであろう。

八方塞がりで危険性の高い原子力発電には、早く見切りをつけることこそ日本の進むべき道と思う。

なお、原子力産業従事者には、収束に向けた膨大な作業(原子炉の廃炉、燃料棒の保管、除染作業など)があり、失業などありえない。

参考資料
1.http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120410/230782/
2.http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120416/231055/

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