原発事故で被ばくしたヒトは奇形の子供を生む確率が高くなる。

  • 2012/08/31(金) 01:07:50

生態系協会長が「福島の人とは結婚しないほうがいい。奇形の子供が生まれる」と話したことが問題になっているが、海外では文章の本筋に間違いでなければ問題にならない。
日本で話すなら「福島の人とは結婚しない方が良い」という言葉は使うべきでなかったと思う。
私ならタイトルのような言葉を使ったと思う。

奇形の子供が生まれる確率が高くなるは真実であるので問題ない。なぜなら原爆後ダウン症の赤ちゃんを産んだ場合には、国家で補償をしていた。賠償をすることは国が因果関係を認めたことである。国会議事録にも載っている。<この書類はどこかに消えてしまったかもしれないが>

日本では原爆時に奇形児の出生がなかったということが良く引用されるが、いつの時点からそのようになったかわからないが、原爆被害者への思いやりから出た言葉だと思う。私も、広島・長崎の原爆後の奇形性についてはもう昔のことだからだまっていても良いかと思っていた。
しかし、福島原発事故では現在進行形であり、いい加減にしてはいけないと思う。

半世紀以上にわたる品種改良には放射線照射が使われてきたが、現在では遺伝子組み換え技術が進歩したので何が起こるかわからない効率の悪い放射線照射は過去のものとなった。原爆の場合瞬間的なことでセシウムなどの生成も少なく、上空で爆発するので成層圏に達し広く飛散した。

チェルノブイリが最も福島に類似しており、「チェルノブイリ・ハート」の3分割されたyoutubeのURLを下段に示す。
⇒先の紹介したURLは日本語説明がなく、余りにも短すぎたので取り換えました。
http://www.youtube.com/watch?v=2DvI7kQJw1A&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=cJ3A6nZIAns&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=nYjhGSL66gA&feature=relmfu

染色体異常は事前にチェック可能なので、この映像のような事態は避けられると想像している。

国会図書館からチェルノブイリ被ばく資料全て消える?

  • 2012/08/29(水) 10:21:59

新聞報道もなかったので今まで知らなかったが、今年6月に消えていたとの情報を読みびっくりした。

国会図書館は永田町にあり、国会議員が最も利用し易い環境にあるので、まず大騒ぎすべきことであるのに不思議だ。メディアも何故沈黙したのだろうか?
従って、まだ本当だろうかという疑念も少しはある。しかし、国会図書館の係員が関西の方へ送ったと説明したとのことで本当のように思える。私も来年になれば体も回復し、東京に行けるようになるので、国会図書館に行って確かめたいと思っているが時間が遅れるので、私のブログを読んでいる方で本当か知っている方がいれば是非コメントをください。

民主国家の根本かかわることであり、こんなことをしていたら日本に明るい展望が開けるわけがない。

もし本当なら,福島の原子力被害が顕在化(甲状腺異常などはチェルノブイリを凌駕)してきたので、住民に知らせないように先手を打って行動したのだろう。このことは多くの無実の子供を死に追いやる残酷な道につながることでもある。子供たちの未来を考えない、こんな冷酷なことを誰が考え、指示したのだろうか?議員はチェルノブイリの被害状況を知らずして、福島の放射能防護対策がたてられるだろうか?

昨日書いたように原発事故死のゼロという数字は今後も何年も続けられるであろう。
しかし、生と死という決定的なエビデンスは隠ぺいできないので数字になることを、発案および指示者に告げたい。

ここまで書いたところで、彼らはこのことは当然わかる筈だ。とすると近代国家を放棄するか、超独裁国家を作るまでの覚悟をしているのだろうか? それとも最近の領土紛争は戦争への前触れなのだろうか?
そう考えると、背筋が凍りつくような思いがした。

ヒトの生と死は隠せないエビデンスである

  • 2012/08/27(月) 21:55:13

福島原発事故による死者は未だ一人もいないと電力会社の課長が最近公聴会で話したので、国民に対する公式報告だろう。原発の再稼働がある限り、国民に対するこのゼロ数字のプロパガンダは何年も続くであろう。何故なら、交通事故では毎日死んでいるのに、未だ死者ゼロという説明は最も有効な説得手段だから。

もっとも、少しでも放射線が疑われる死亡に際しては、血液や尿の放射線量の測定、あるいはWBCで体内の放射線量を測定すれば関連性が分かるが、ベラルーシのバンダジェスキー医師のようなヒトは日本では出ないような気がする。
というのは現在の日本は原子力村社会であることと、日本人の気質によると思う。気質とは、過酷な自然を経験し、それを乗り越えてきた私たち日本人のDNAには、起きてしまったことを受容する体質が刻まれていて、因果関係の究明より、少しでも生活を良くする方向での策だけを考えるであろう。言葉を換えれば、急場をしのぐ達人でもあるだろう。
欠点は、因果関係を究明しないことから同じ過ちを繰り返すことだ。

しかし、別の角度から考えると今回のような東日本に放射性物質が広範囲に飛散したケースでは4千万人もが影響を受けるので、原因究明がなくても人口動態から明らかにできそうである。

ヒトは生まれ、そして死を迎える。これだけは絶対に隠せない出来事である。
従って、そこに注目して、人口動態の解析を始めた個人が少なからずいる。
それによれば東日本の出産数低下は西日本に較べて顕著であった。死亡数に関しては、東日本も西日本も増加しているが差はまだわずかであるが、放射線の人体への影響があれば次第に明らかな差となって現れてくると信じている。

参考のためにチェルノブイリ原発事故を振り返ってみたい。事故から16年も経過し、1万人を超す甲状腺がんが発生していたのに、この時期まだ甲状腺がんと放射線との因果関係わからないとされていた(因果関係が認められたのは20年後)。原発作業労働者だけが因果関係を認められた。
こういう時代においても、国連事務総長コフィ・アナン氏は2003年ウクライナで開かれた国際会議で、次のように発言した。

「何百万人もの人々がこの惨事による直接的な影響を受け続けている。…事故とその結果によって今なおもたらされている問題の多くを認識している者がわずかしかいないことがとくに気がかりだ。深刻な被害が続いている。少なくとも300万人の子供たちが身体的治療を必要としている。広大な森や農地が汚染されたまま。いくつかの地域では未だに通常レベルをはるかに上回る量の放射能が残っている。人々は今も大きな不安を抱いて暮らし、子供を持つという人生のなかでも最も幸せなはずのことが、新たな不安の種になるのではないかと感じている。この惨事は地球的な問題なのだ。…」

このように16年経って300万人の子供の身体的治療が必要とされている時、事態を正確に把握しているヒトが極めて少なかったことは驚くべきことだと思う。

小児甲状腺がん発症の想定は論理的に思考すべきだ

  • 2012/08/26(日) 21:35:46

チェルノブイリでは甲状腺がんは2-3年後から徐々に増え、5年からは激増した。一方、福島の子供の甲状腺異常率はチェルノブイリより早いペースで進行している。
,海里海箸魯船Д襯離屮ぅ蠅茲衄錣个量が多い可能性を示唆する。
また、観察された結節と濾胞を比較すると濾胞の比率が高い。
△海里海箸亙射性物質の核種の違いを示唆する。

,諒‥腓諒射性ヨウ素被ばく量に関する証拠はない。その理由を以下に述べる。
昨年原子力災害現地対策本部はSPEEDI を用いた試算(3月23日公表分)で甲状腺の等価線量が高いと評価された地域として、いわき市、川俣町、飯舘村を選び、1080人の小児甲状腺の被ばく量をNaIシンチレーション式サーベイメータで測定した。その結果小児甲状腺被ばく(一歳児の甲状腺等価線量として100mSvに相当)を超えるものはなかったと報告(参考資料1)した。
このことが多くのヒトを安心させたようであるが,実際は極めて信頼性の低いデータであった。何故なら、ヨウ素131の出すβ線を検出するのに何とγ線を計測するNaIシンチレーション式サーベイメータを用いたことであった。

一方、ヨウ素131のβ線を正確に測定できるγ線スペクトロサーべイメータという計測器を用いて、弘前大学の床次教授らの医療チームが福島県の浪江町に入ってその頃(ほんの少し遅れたが)計測していた。その結果、大人の被ばく量から逆算すると、1歳児では800mSvほどまで被ばくしていることが推定された(参考資料2)。この量に実際に被ばくしていたら大変な事態だった。
ところが同教授らが65人まで測定したところで、中止せよとの電話連絡を福島県庁から受け、その人数で打ち切ったのでデータ不足となった。もし、同教授らによる測定が継続されていたならば信頼すべきデータが得られた筈であった。しかし、何ら信頼できるデータがなく、甲状腺発がんの予測が不可能な最悪の事態にいたった。
結局、国際的には公表できない、恥ずかしい信頼性の低い測定結果だけがわが国で一人歩きすることになった。

以上は個人々の被ばく量のことであるが、もうひとつのとらえ方は地域への緻密な分布状況を元に、そこに過ごした時間から被ばく量を推定する方法がある。ところがヨウ素131の半減期は8日なので、すぐ計測しない限り不可能だ。今年4月1日のNHKのETV特集放送では、自動計測装置の電池の切れるまで記録されたデータが見つかり、原子力村以外の専門家が解析した結果、放射性セシウムと異なり、同心円上に分布したのではないかということであった(参考資料2)。
福島原発は何回も爆発を繰り返し、またベントによる飛散もあり、今となっては分布状況を再現するなど不可能であろう。従って、福島の子供達の住む地域からどれくらい被ばくしたかの推定も不可能なことがわかった。

以上から、放射性ヨウ素被ばくに関する測定された個人のデータも、環境中への分布濃度に関するもデータもないことから小児甲状腺被ばくを予測できる基礎データがないことが明らかになった。

核種の違いについて、今回の福島原発とチェルノブイリ原発事故を較べると原子炉の数やタイプの違い、爆発の仕方も違ったが、決定的な違いは3号炉がプルサーマル型であったために、アルファ粒子(キュリウム、プルトニウムなど)の放出が強かったことが原因であろうと海外の専門家はみなしている。

以上から、最後に残された手段は、甲状腺検査の初期データの解析がもっとも重視されることになった。
ところが血液検査などは一切なく、甲状腺エコー検査されただけである。しかも比較対照群(例えば被ばくの少ない秋田県の日本海岸地域)もおかれなかった。
今年3月末時点で福島の子供3万8千人余り(全体の1割)のエコー検査結果が発表された。それによって36%もの子供に甲状腺異常が見つかった。このことは福島の子供の甲状腺異常出現スピードが早いことで海外の医師は初期被ばく量が想像を絶する大量である可能性を指摘したが、同感である。何故なら、生物学的変化は初期被ばく量に比例して起こると考えるのが論理的思考である。
今回実施したのは、エコー検査だけであり、本来なら引き続き様々な検討を小規模で良いから実施すべきだった。
また、たったたひとつのデータであるならばその解析に最大限の努力をし、将来の対策を立てるべきだったと思う。会議で何が話されたかわからないが、良性との判断根拠を病理学の専門家による細胞診によるものだったら国際的にも通用したであろう。

海外の医師は細胞診を早急にして癌の有無を病理学的に判断すべきと主張している。癌の診断を確定するには病理学的診断が必要で、逆にいえば癌であってもそれがなければ良性であろうと思われるともいえる。今回エコー検査で5.1mm以上の結節が認められた例が184人もいたの早急な細胞診検査が必要である。

また現在の速度で検査していたら最後の子供は10年後になり、甲状腺の検査を一度もしないうちに生涯を終える子供も出るかもしれない。前にも書いたが年内に全員検査完了するようにしなければ、全体計画もたてられないであろう。

それから異常のあったヒトの再検査は2年間隔でなく半年間隔に狭めるべきだ。固形がんの倍加時間(癌が倍になるのに要する日数)は75日くらいだからその倍くらいの期間で検査するのは合理的と思う。

今回の犠牲者は子供であるので世代間の責任論で考えれば、我々大人の連帯責任だと思う。しかし、過ぎ去った過去は変えられないので、今我々ができることは福島の子供の甲状腺異常の観察から次の展開を考えるべきだ。分からないところは予防の原則に照らし、安全サイドの立場で被害を最小にするべく最善の努力をすることこそ、原発事故を犯した世代の子供に対する償いだ。
子供を被ばく地域に帰すなど論外である。
というのはカルディコット医師によれば放射能に対する感受性は、子供達は大人の20倍であり、女の子は男の子の2倍、胎児の感受性は子供達より更にもっ と高いということです。ところが、日本では子供の感受性が高いことも具体的数値では報道されてない。

なお、被ばく予測が万一外れても無駄になったらそれはありがたいことであり喜ぶべきことである。何十万の子供の命とは代えられないで自明であろう。
⇒今朝読み返して、文章をすっきりさせました。

参考資料
1.http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan031/siryo4-3.pdf
2.NHK,ETV:ネットワークで作る放射能地図;2012年4月1日放送
  <テレビと違うところはその後の情報で修正しました>

フクシマ危機を世界の視点で解決する動き米で加速

  • 2012/08/21(火) 11:56:31

タイトルはWall Street Journal誌8月17日号の日本語版「肥田美佐子のNYリポート」の中にあった記事からとった。引用させていただいた部分は{ }でそれ以外が私の感想文です。

福島事故収束に向けて決死隊としてシニアボランティア団体が結成されたことは作年知った。その後、事故収束に向けた活動も全く報道されなかったのでいつのまにか解散してしまったのかと勝手に想像していた。ところが、彼らはやる気まんまんで隊長も兼ねた山田理事長が東電や政府が動かないので、「ガイアツ」をかけるのがねらいで、ニューヨークまで行き実行したい旨、英語で講演したとのことであった。

定年退職した技術者達も加わっているので、こんなありがたい話はめったにあるものではない。もし私が関係者だったら大歓迎したのに、何故東電や政府は今まで無視してきたのだろうか?とても理解できない。

{米国の活動家や専門家の間で、原発推進や反原発、再生エネルギー派など、立場や主張を乗り越えて団結し、フクシマを世界の問題としてとらえ、危機を解決していこうという動きが加速するなかでの講演であったために、全米行脚は、「驚くほど温かく迎えられた」とのことであった。
 滞在24日間のうち、ホテルでの宿泊予定は帰国前夜のみ。連日、面識もない米国人が自宅で歓待してくれるという。行動隊が、フクシマを介して米国で新たに生まれつつあるネットワークの推進役として期待されていることのあかしだろう。}

日本ではあまり報道されないのでわからないが太平洋の放射性物質汚染海水は徐々にアメリカ西海岸に近づいており、最近、西海岸地域での漁の中止が行政当局よりだされた。10年後には太平洋の中で最悪の地域は日本より西海岸の海水という試算もでている。また昨年専門誌で福島事故によるアメリカ人の過剰死が1万4千人も報道された。

一方、日本では原発事故死者ゼロであり、三陸沖での漁業も再開し、冷温停止宣言も出され、もう過去のものという考えの人が増えている。このように報道に天地の差があることが根本原因かもしれないが; アメリカではフクシマの惨事は地球規模であり、解決には世界の英智と協力が必要と考えるヒトが増えてきた。

{共同講演者である、米非営利組織「社会的責任のための医師の会」(PSR)元代表のジェフリー・パターソン医師は、核や放射能の危険性などを強調。第二次大戦下の米核兵器開発・製造計画「マンハッタン・プロジェクト」からも分かるように、真実を「隠す、ごまかす、最小化する」のが原発業界の常であり、今、日本でまさに起こっていることだと、原発規制当局や日本政府の対応を一刀両断した。}
{放射能の怖さは、放射性物質を取り込んだ魚や動物などを通して、半永久的な食物連鎖を招くことでもあると指摘。体内被ばくや遺伝子変化など、長い年月を経なければ結果が分からないにもかかわらず、原発業界は、リスクに目をつむり、いちかばちかの賭けをしていると批判した。実際、福島県などのチョウに遺伝的な異常が現れるなど、原発危機の影響は、すでに顕在化し始めている。  
今春には、米西海岸沖で微量の放射性セシウムを含むマグロが見つかったが、講演後の質疑応答では、西海岸産の食材や東海岸沖でとれた魚はいっさい買わないという女性から、「アラスカとノルウェーのサーモンは、どちらが安全なのか」といった質問も飛び出し、フクシマが日本の問題にはとどまらないことが、改めて裏づけられた。 }

フクシマ原発からの地下水<地下水の隔壁工事が1千億円?で止めたと聞いた時、私はあきれた>や海水への汚染は進行形であり、一私企業のレベルを超えた問題である。日本政府は国有化し、責任を持って対処すべきだ。
アメリカでは原発推進者も反対者もあるいは再生エネルギー推進者も立場や主張の違いを乗り越えて、このフクシマの危機を解決するために一致団結すべきとの考えが高まってきた。
当事国の日本が真実を直視しないがゆえに、何もわからず、バラバラであっては困るのはいうまでもない。日本も現在の事態、今後起こりえる事態を正確に認識することが第一歩である。其の後に、日本政府は最適任者を選び、権限を与え、各国からの協力も要請し、北半球の破滅を回避すべく全力を捧げるべきだ。

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