米NRCが原発認可手続き停止

  • 2012/08/09(木) 10:29:52

アメリカ原子力規制委員会(NRC)は8月7日(日本時間では8日)、最近の連邦控訴裁判所の判決で提起された使用済み核燃料政策の問題への対応ができるまで、原子力発電所建設の認可手続きを停止すると発表した。(参考資料)
原子力発電で一番歴史があるアメリカで使用済み核燃料政策がキチンと決まらなければ新規原発を許可しないという決定は世界的に大きなインパクトを与えるので、世界の原子力発電建設計画にも影響を与えるだろう。

翻って、日本の現状をながめると、原発再稼働に関しては活断層の地震問題から、原子炉の老朽化による金属疲労そのほか安全な原発運転に関する問題は山積していて国民は不安感の中に生活している。
それだけでなく、今回のアメリカの決定は核リサイクルの問題であるが、そちらの方も完全にいき詰まっている。 即ち、現状は高速増殖炉の何十年に亘る失敗の連続、六ケ所村の再処理工場の運転すら建設以来できていない破たん状態である。 更に原子力発電所内プールの使用済み燃料棒の保管は2-3年で満杯という展望のない状況にいたっている。
このような絶望的状況下であるのに原子力村住民のためだけに何故進めようとするのだろうか?

アメリカをはじめとする各国での発電はコストが重視されているので安価で効率的な天然ガス発電は魅力的であろう。アメリカの方針が決まれば世界のすう勢も変わるだろう。日本の電気料金が先進国に比べて2-3倍高いのは地域独占性と総原価方式によってもたらされた。
こういう情勢下では、日本も再稼働などせず、原発廃止の方針以外に選択の道はないと思う。
討論するなら、原発ゼロを即実施、10年後または20年後の3つの選択肢から選ぶべきだ。
原子力安全委員会も原子力廃炉委員会に名前を変えた方が良い。
日本も良い機会なので発送電分離、スマートメーター採用、交流サイクルの統一など抜本的改革に踏み込むべきだ。今度の選挙では原発再稼働の是非を問う選挙にすべきだ。
参考資料http://www.marketwatch.com/story/nrc-freezes-all-nuclear-reactor-construction-operating-licenses-in-us-2012-08-07

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