三号機は水蒸気爆発か核爆発か

  • 2012/08/13(月) 13:56:41

三号機は単なる水素爆発でなく水蒸気爆発か核爆発をしたことは、内外の核専門家の発言より間違いないであろうし、誰にでもわかる証拠(最下段に記す)もある。
また先日の東電ビデオでは吉田所長が水蒸気爆発の可能性を言及したので、専門家からの発信を待っていたが情報が全く出てこないので、不本意ながら素人の私が書かざるを得ないと思った。
書く前に、念のため、まず国会事故調の報告書を流し読みしたが三号機の爆発が何であるかの記載が見つらなかった。事故が起きた場合は事故の全容を正確に把握することが、第一のステップであろう。これがおろそかになっては原因究明もできないであろう。そのためかヒトのやり取りに重点を置く、エビデンス重視から外れる報告書になったような気がする。事故の正確な実態把握が第一であり、それに最大限の努力をすべきだったのに残念に思った。
そのほか特に今回の場合、通常の事故委員会活動にプラスして4号機プール問題の特別部会を設置して現状の問題点と今後の対策も提議すべきだったと思う。というのは首都圏に住む少なからずのヒトが、地震と同時に4号機プールのことに不安を持っていると思う。

被ばく対策についての現状はセシウム対策しか考えておらず、他の核種は考慮外といっても過言ではないであろう。もし三号機の爆発情報が推定されていればそれに伴う核種の飛散分布状況から対策も可能であろう。Ag-109)に中性子が衝突して原子核に取り込み放射性銀(Ag-110m)ができるので昨日書いた放射性コバルトと同じようにできる。
銀の融点は962℃で沸点は2162℃なのでコバルトより低い。銀がどこに由来か興味あったが核燃料からくるとのことであった。銀は中性子を吸収し易いので原子炉で使われているとの記述もあった。
放射性銀はベータ崩壊する時、同時にガンマ線も放出し、その半減期は250日である。

放射性銀が最も高濃度検出された地点は原発から5km離れた双葉町でその濃度は8万3千ベクレル/kg(土重量)であったが、福島県各地、茨城県東海村、水戸市などでも計測されている。飛散ルートは少なくとも3月14日と21日の二つのルートが有力である。

局所的核爆発を想定させる証拠
1. 核燃料棒の被覆管にはジルコニウムが使用されている。このジルコニウムは通常放射線を出さないが、高速中性子が原子核内に入ると放射線を出すジルコニウムに変化する。またこのジルコニウムは高温に強く沸点は4409℃である。3月11日以降、放射性ジルコニウムが高崎市に設置されたCTBT放射性核種探知観測所において観測された。
2.銀は誰でも知っているように放射線を出さない。ところが高速中性子が核内に入ると放射性銀(Ag-110m)に変身する。放射性銀が崩壊すると元の銀にもどるのではなくカドミウムになってしまうのが問題だが、量的に問題ない可能性もあろう(計算が必要)。
3.放射性銀や放射性ジルコニウムが検出されたということはキュリウムやプルトニウムのような危険なα線核種が一緒に飛散している可能性が高いことを意味し、その意味でも、爆発後の飛散状況の開示は重要だった。
書きだしたら、次々浮かんできて長くなってしまったが、証拠とは、要するに高速中性子を放出できることと、5千℃近い高温状態を達成できるのは核分裂しかないということである。

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