「福島県民に無用の被ばくを避ける権利があるかどうかは分からない」

  • 2012/09/29(土) 18:16:52

タイトルは昨年7月高濃度の放射線に汚染された福島市渡利地区住民との対話に出席した原子力災害現地対策本部室長が住民との対話集会において使われた言葉(参考資料1)である。

今まで多くの大臣が失言で辞めたが、どの大臣の発言よりひどい発言だった。
役人であっても原子力災害現地対策本部室長という役職にあるものが住民説明会でこのような驚くべき発言をしたら問題になるのに、メディアが沈黙し続けたので、関心のあるヒト以外の国民は知らなかった。
知られなければ非難も起きようがないので、日本のメディアが世論を牛耳っていることは良く理解できる。
そのためにこのような発言も関係者以外のヒトにとっては闇の中にあり、不問になっていた。

本来は役人であっても役職の任にあるものは責任を伴うので閑職に左遷させられるのが常識である。
この人物が新設された原子力規制委の事務方(政策評価・広聴広報課 - 課長)として登場した。審議会の意見の集約は事務方が行うので、極めて影響力が強い。

更に原子力規制委員のうち4人が刑事告発されており、資格が問題(参考資料2)にされている。
このように委員と事務方と二重に問題のある組織から、健全な原子力政策が出る可能性はほとんどなく、限りなく住民の健康を軽視する、国民にとって危険な答申が出る可能性が最も高いといえよう。電力会社は当然逆の立場になるが、社員にも子供がいるので、同じ運命共同体といえよう。

民主国家では選挙しか政治を変えられないので早急な選挙を実施すべきである。

参考資料1:きいこちゃんのブログから
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2388.html
参考資料2:週刊金曜日の質疑応答.ー原子力規制委員会発足会見ー(音声)
http://www.youtube.com/watch?v=NpYeBBVNYTo&feature=player_embedded

原子力規制委早くも鉄のカーテンを引く

  • 2012/09/28(金) 10:04:42

タイトルの原文は今日の東京新聞28面の見出し、「原子力規制委揺らぐ公開性」の後半部分を旧ソ連共産党政権時代に良く使われた言葉「鉄のカーテン」を思い出し、入れ替えました。
新聞記事では「しんぶん赤旗」の記者を記者会見から排除したことだった。更に「特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいている」ということでフリー記者の選別が始まった。

本来なら記者クラブ会が問題にすべき問題だ。政治家も国民も大問題にすべきだ。
何故なら、民主主義の根幹は報道の自由であり、公開性である。日本国憲法にも抵触するような問題のようも思える。

つい最近でも1年半前の水素爆発まえに1590μSv/hという猛烈な高放射線量が観察されたのに、数字だけの発表がされた。これはドライベントによるものであろうと私は想像し、福島の甲状腺異常の発生スピードがチェルノブイリよりはるかに凌駕する一因かも知れないと思う。しかし、報道では一切ふれてない。このような状況ではもっとジャナリストが真実を追求しなければならないのに、今行われていることはまさに逆の動きであり実に危機的状況である。

3.11以降放射能関連のブログを書くようになったのも、報道にあまりにも間違いや矛盾に満ちたものであり、日本の報道機関が脊髄反射状況にあることだった。このままの状況から更に言論統制が続けば10年後も原発事故による死者ゼロが続くであろう。そして隠せなくなった時、私はもうこの世にいないかもしれないが、一気に何百万人になると想像する。
現在の日本人は目先の経済や領土のことばかり考えて、子供の健康を考えないのか不思議だ。

このようなことが起こりつつあるのは偏った報道と自由な自由意見交換ができていない現状があろう。それを是正できるのは、開かれた自由に議論できる社会の維持であり、皆で協力して立ち向かっていかなければならないと思う。

気温23度で大阪の小学生37人熱中症で搬送の件考察

  • 2012/09/27(木) 22:29:54

厳しい残暑も終えやっと涼しくなってきた昨日、熱中症で児童が大勢搬送されたという 「 」の報道を知って何故今頃と吃驚したので書く。

「大阪府豊中市の小学校で午前8時10分に運動会のリレーの練習に5年生女児が参加。8時半から児童約600人が開会式の練習を始めたところ、次々と頭痛や寒け、発熱などの症状を訴えた。
児童37人に熱中症とみられる症状があり、救急搬送した。 このうち5年生の女児ら16人の症状がやや重く、残る21人は軽症。
なお、大阪管区気象台によると、豊中市の午前9時の気温は23・9度とのことだった。」

熱中症は30度以上というのに23度台で起きたということでびっくりした。何故なら、この温度は冷房も、暖房も不要というヒトに最も適した温度である。
報道からリレーの運動をしていた5年生にやや重い症状が多かったので
運動の激しい子に重く出たが、時間としてはトータルでも20分くらいの筈なのでそれだけでは説明が難しいであろう。朝だったことから給食も関係ない。
地図でみると南の方に瓦礫焼却で有名になった此花区があり、風の影響で焼却場からのブルームがたまたま小学校の周辺でホットスポットになっていたことはなかろうか?
鼻血、咽頭痛、のどの違和感、鼻水、下痢、口内炎、などなかったであろうか?
地勢学上の知識も、住民の生の声も聞けない者があれこれ推測しても精度は悪いし、この件はやはり地元の皆さんが考えるのが一番だと思うのでこれで終えます。

ストロンチウム90は糖尿病と膵臓癌の原因物質だ

  • 2012/09/26(水) 21:32:17

低線量放射線障害に関する先駆者ともいうべきスターングラス博士が山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル(参考資料1)の中で話した言葉に、発耳の情報がありましたのでそれをタイトルにさせていただきました。元の文章は次の
< >に示しました。

<【戦後のガンと糖尿病の急増は放射性汚染物質による被曝が原因】
「日本にある原発の八割はアメリカ製原子力発電所。
原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は発表よりはるかに大量で、日本の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して田んぼや畑、飲み水に混入。
風向きに関係なく、これが日本でガン急増している要因のひとつだ。
ストロンチウム90から出来るのがイットリウム90。
これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。
すい臓というのは糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、ここに異常が出ると糖尿病になる。
世界中で糖尿病が急増しているが日本はすでに人口比でアメリカの二倍もいる。
そのアメリカだってイギリスより発病率が高いのだ。
日本では戦後から現在にかけて、すい臓がんが12倍にもふくれあがっている。」>

ストロンチウム90が壊れるとイットリウム90になり、するとストロンチウム90より4倍も強力なβ線を出す。ストロンチウムが骨の中に集中するのに対し、このイットリウムは膵臓に集中し、糖尿病の原因となり、また膵臓癌の原因になります。
骨から膵臓への移動について考えてみたところ次のような理由で起こりえると思った。
イットリウム90の半減期は2.7日なので通常の組織では膵臓に移動するのに十分な時間はある。イットリウムは三価のイオンなので骨の中からの移動もスムーズに起こりえると思った。

イットリウムが糖尿病の原因ということは初めて聞いたが、確かに膵臓のベーター細胞が壊れればインシュリンが分泌されなくなる。また腹回りでは1m以上のヒトがすごくいるアメリカ人より、日本人の糖尿病患者が人口比で倍もいるということは、過剰な糖のことを考える必要のない放射性物質説の方がわかり易すかった。

ストロンチウムについてはウクライナなどでは、現在でも測定を続けている。わが国でも中性・アルカリ性土壌では消失も少なく、予想外の濃度を測定する可能性もあり、しっかりフォロウする必要がある。

本件から半世紀以上前に起きたビキニ環礁での水素爆弾による被ばくを受けた第五福竜丸事件を思い出した。わずかな賠償金とともに全てのデータがアメリカに渡ってしまったことを残念に思った。

参考資料:   http://enzai.9-11.jp/?p=12614

小児癌が放射能由来かは染色体と遺伝子検査で推定可能

  • 2012/09/24(月) 20:30:23

福島の子供1名に甲状腺癌が観察されたが、チェルノブイリで4年後に甲状腺がんが認められた。一方、原発事故から1年半しか経過してないから、事故によるものではないと福島県民健康管理調査検討委員会は判定した。

チェルノブイリで4年後というのは統計処理で有意差がついた時期という意味であり、実際は1,2年後から甲状腺癌は少し増えてきていた。
このことについて私は9/12のブログで「現時点では、否定も肯定もできない灰色の段階と考えるのが合理的だ」と当たり前のことを書いた。また、9/14のブログでは「細胞診で確定しなくても、1−2年経てば増殖が進み、大きさで確認できるようになるので、時間稼ぎをする行為は、転移の可能性も生じる危険な行為でもある。」と書いた。

間接的な方面から考察したところ、9/18のブログで福島原発から放出されたヨウ素131の量はチェルノブイリの2倍の可能性があり、放出された高さがチェルノブイリより低くかったので狭い範囲に分布したので想像を超えた高濃度になった可能性について言及した。この考えにたてば前例のない大量ひばくしたから異常な速度で甲状腺異常が起こりつつあるともいえる。
また散発的なデータであるが大量被ばくを想定するデータもあった。以上のさまざまなことから、既に外堀は埋まったともいえる。

このような背景がありながら、福島県で被ばくした子供の親のことを考えたら、これから1−2年じっと待つのは実に辛いことであり、また、待てば待つほど被害は大きくなる筈なので人道上の問題も起きよう。
そう考えたら9/15のブログに書いた細胞診を行わなくたって1―2年待てば明らかになるであろうという考えは傍観者のような、福島の子供のことを考えない受け身すぎる考えと反省した。
灰色のまま放置でなく早く白黒をはっきりさせるには何をしたらよいか考えた。

早く決着するには被ばく線量を正確に推定できるということと、甲状腺癌が放射線により惹起されたという二つが証明されれば1例でも推定できるのではないかと考えて、調べた。

被ばく線量:
ニューヨーク科学アカデミーから出版された「チェルノブイリの大惨事の」著者のひとりであるYablokov博士が日本で染色体異常が本当に調べられていなかったとしたら驚きだと話したとの記事を読んだ。
染色体異常率と放射能のひばく量の相関関係についてはかなり長い間の実績があるので、この検査を実施すれば被ばく量の推定が可能になろう。

放射線由来の遺伝子変異の測定:
特徴的な遺伝子マーカーに関する文献を探していたら2000年にRabes HMらの論文(参考資料)で、チェルノブイリ高汚染地区のゴメリなどで観察された甲状腺異常変異遺伝子ELE1/RET(PTC3)は高増殖性腫瘍(rapid tumor development)なので測定対照として良いメルクマールになるかと思った次第です。
ただし、この領域の進歩は著しいので具体的には第一線研究者が決めてくれればと思います。

参考資料:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10741739

HOME |