現在の状況は、第二次大戦当時よりひどい

  • 2012/09/04(火) 12:07:48

タイトルは太平洋戦争を経験し、昨年まで福島県浪江町に住んでいた80代女性の話し(参考資料1)である。
私も同じようなことをブログに書いたので、同じ戦争経験者で私以上の苦しみを味わった経験者(私は小学校低学年だったので)から出た言葉だけに重いものがあると思った。
私が書いたのはもう1年くらい前なので正確には覚えていないが、骨子は良く覚えている。

今回の福島原発事故の被害は太平洋戦争を超えるであろうと書いた。理由は戦争に負けても「国破れて山河あり」で美しい大地があったので、戦後焼け野原から日本は見事に復興できた。
それに較べて、今回の放射能汚染を丁度25年経ったチェルノブイリと比較して考えると、高濃度汚染地区で生活できるのは50年以上かかると思った。
健康被害は世代を超えて子供への被害が25年後にも一層顕著に出てきており、村によっては健康な子供は1,2割とか大変な事態になっている。こういう事態下では福島原発から30年後の犠牲者数(原発事故による過剰な出生数減少を加味すれば)は第二次世界大戦を超えてしまう可能性が高いと思った。

広島原爆から戦後復興できたので、福島原発事故からも大丈夫というヒトもいるが、広島原発事故後に降った放射能量(フォールアウト量)と福島原発事故とそれを比較すると1万倍(放出された全放射能量の差は186倍だが)も違う(詳しくは7月18日ブログ参考資料2)ので全く参考にならない。

今回と原子炉の型こそ黒煙炉と軽水炉という違いがあっても、今回の福島事故と最も類似しているのはチェルノブイリ原発事故である。
従って、あらゆる角度から徹底的に実態を正確に把握し、分析し、対策をたてるべきであった。

ところが実態がチェルノブイリを超えそうな雲行き(鳥の棲息数および小児甲状腺異常:この理由は放射性セシウム以外の核種の影響があるかもしれない)になってきたためか、一部の図書館からは消え出した。更に、福島原発事故直前にニューヨークアカデミーからチェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響という本が刊行された。岩波書店から訳本が出版されることを聞いていて、もうすでに発行されたものと私は思っていたがまだ発行されていないことを今知ったので調べたいと思っている。
⇒早速岩波書店より「 」の返事をいただきました。「翻訳についての、訳語の統一、事実確認、ロシア語新版との照合、注の作成などの必要性が明らかになり、まだ翻訳作業中とのことでした。編集部も翻訳が終わり次第、迅速に刊行を目指すつもりでおります。したがいまして、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。」9/7記。

19万人にものぼる避難住民の過酷な状況に目を閉じ、これから次第に表れてくる深刻な健康被害はチェルノブイリの被ばく資料を全て隠してしまえば、被害状況の認識もできず、住民はハッピーになれると思っているのだろうか?

半年ほど前バンダジェフスキー医師が来日したとき、日本が放射能の隠ぺいを続けるならば、将来日本人は本当に少なくなってしまうだろうという話を聞いた時、開かれた日本では現実化しないように、対策が取られる思っていた。
ところが、最近の状況を考えるとその方向に向かう可能性が高まりつつある。

起こってしまったら後戻りできないので、残された時間は少ない、そうなる前に努力したいと思っている。

参考資料
1.「子供と未来をつなぐ会・町田」(http://ameblo.jp/kodomotomirai/theme-10045054938.html)
川田議員の写真の下の6.のところに載っています。
2.本ブログの2011年7月18日付け
http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-108.html

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