小児甲状腺がんの細胞診実施者の確定率は7%(14名中1名)

  • 2012/09/14(金) 11:39:17

福島市で行われた第8回県民健康管理調査検討委員会の詳細情報がわかりました。
一部の報道で[8万人検査したうちの1人]というような印象を与えていますが、メディアが如何に細工しているかがわかります。実際は次のようです。

平成24年度分は含まないので、甲状腺一次検査を行ったのは平成23年度実施市町村(警戒区域等避難区域の市町村の田村市、南相馬市、伊達市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯館村)の実施者38,114人のうち、二次検査対象者となった(B判定となった)のは186人です。

二次検査の検査実施をしたのは、平成23年度B判定者186人のうちの60人だけですが22人はまだ検査が終了していないので、検査終了者は38人です。
そのうち異常なし(2年後の検診で良い)となったのは10名だけです。
28名が診療中です。この中で細胞診を実施したのは14名いて、その中の1人が癌と診断されました。従って、細胞診が必要とされながらも、未実施者は14人います。

以上を細かく、仕切ると次のようになります。
●全実施者中の二次スクリーニング者比率は186/38114=4.8% 
二次スクリーニング者中
検査実施済み者38名   38/186=24%予定者中の検査完了率
●二次検査の結果
異常なし10名 10/38=26%―――――異常なし率(私の想像:変化なしor縮小)
細胞診必要者 28名 28/38=74%ーー細胞診必要率(私の想像:増大)
●細胞診の結果
細胞診修了者 14名 未実施者14名
細胞診実施者中のなかでの陽性率 1/14=7%  タイトルに書いた数字です。

⇒未実施者14名からは新たながん患者は確認されてないことになったようです.
細胞診まで実施しての結果であることが確認されれば、すぐ訂正します。
最近、素直に考えられなくて申し訳けないのですが、1名の癌が確定されたためにあわてて、細胞診を取り止めた可能性も否定できません。
もしそうであったならば、細胞診で確定しなくても、1−2年経てば増殖が進み、大きさで確認できるようになります。単に時間稼ぎをしている行為であっても、転移の可能性も生じる危険な行為でもあります。9月15日のブログで癌が確定されるまでに1,2年かかるであろうと書いたときの背景にあった考えはこのことでした。

従って細胞診を三次スクリーニングと考えると186人の二次スクリーング者中では陽性率は74%の高率になり、その中で終了したのは半分ですので、もしあん分比例で起こると仮定すると、38人で2人のがん患者が想定されます。
従って、38114人の中からは計算上では8人の甲状腺がんが想定されます。

上にあげた数値は予測でしかありませんが、3月31日に二次スクリーニングに進んだ方の細胞診が完了すれば、ほぼ全貌が見えてきます。

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