原発事故後の感染症急増は放射能による免疫低下から

  • 2012/10/17(水) 20:02:59

昨夕のNHKニュースのトップにRSウイルス感染が大流行との報道があった。
それで、国立感染症情報センターで過去10年間の週別報告(参考資料1)を調べてみた。RSウイルス感染(RSV Infection)は例年冬にピークを迎えているが、今年は夏から急上昇を続けており、その程度は前例のない角度だった。

またマイコプラズマ肺炎(Mycoplasma Pneumonia)は昨年後半から増え、本年は一層増え(参考資料2)ていて、特に栃木県、群馬県、福島県など関東を中心に東日本で流行している。
以上の二つの感染症は今年大流行しそうな感染症といえる。

クラミディア肺炎(Chlamydia Pneumonia)は7,8月に急上昇したが9月になると下がりだした(参考資料3)。
これから冬になるのでしばらく様子をみる必要があるが、感染症というくくりで考えるとほぼ昨年同様のところまでなりそうである。

放射能による感染症の増悪は免疫力の低下によるものであり、チェルノブイリでも観察されている。また、エイズは後天的免疫不全(aquired immune deficiency syndrome)そのものなので、それになぞられてチェルノブイリエイズと呼ばれることもある。勿論、放射能による免疫不全はDNA損傷に伴って起こる免疫グロブリンの合成抑制などによる抗体産生の低下により起こるのでエイズとは全く別のメカニズムである。

参考資料
1.http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/21RSV-e.html
2.http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/18myco-e.html
3.http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/19chlamy-e.html

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