福島県民健康管理調査会の秘密会における新たな疑惑

  • 2012/10/20(土) 10:53:58

山下アドバイザーが昨年の初夏ごろに、ホールボディーカウンター(Whole Body Counter以下WBC)で測定するより尿検査が効率的で信頼性も高いと述べた記憶があった。ところが、その後、その話はいつのまにか立ち消えになっていることに気付いたので調べた。

ホールボディカンターは原発作業員の測定が主目的なので全国に分散して配置されており、福島に集めるわけにもいかず、また子供の測定を想定して作られてない。そのため検出限界(No Detection、以下ND)値も大人で放射性セシウムが300ベクレル/体(Body、以下B)くらいの値となり精度も落ちる。体重で割ると60kgの大人なら5ベクレル/kgとなるが、10kgの幼児では30ベクレル/kgとなり、更にND値があがる、即ち精度は落ちる。

一方、尿の検査では大人も子供もND値は同じであり、同位体研究所など多くの民間研究所が0.1ベクレル/リットル(以下L)で実施している。この値から全身被曝量を矢ケ崎克馬先生(参考資料1)が計算されたところ子供の場合、全身の約6ベクレルになるそうです。ということはWBC測定より尿測定は50倍も精度があがる。
多くの子供で精度良くできる尿検査は山下アドバイザーが当初の主張していたように良い指標になるであろう、なのになぜという疑問が深まった。

ところが福島県が先行調査として、飯館村や川俣町のような線量が非常に高い地域の住民を対象にした尿検査をやっていて、この場合のND値が、なんと13ベクレル/Lに設定されていた。何と民間の1/130の感度である。また子供の尿を1L集めるのが難しいということも書かれている。

この奇妙な現象をいろいろ考えたら、ND値は測定技術上の問題で決まるのに対し、福島の場合には子供のゼロ値の数を増やすために意図的に操作され、ND値が決められたと考えたら納得できることがわかった。
この時、検出感度に注目を集まると困るので、一般に対する説明用として子供の尿を1リットルも集めるのは難しいという説明が考えだされたと想像する。
まるで手品師のように関心をそらせ、誘導するように思える。このような決め方は、公開で決めることはできないが秘密会なら可能である。当然、議事録など書き残せる筈もないので証拠は一切出ない。証明できるのは当事者の良心でしかない。

尿量について放射性物質の場合は化学物質と異なり、いくら時間を掛けて集めても何ら測定値に影響を及ぼさないので数日分を集めることは可能である。
また放射性物質を全く含まない水で希釈するとか、測定時間を長くすることでも量の問題は解決できる。しかし上述の実態を仮に知らなくても、民間のND値が0.1ベクレル/Lであるのに、公的機関が13ベクレル/Lという数値を出したらメディアから疑問があがらなかったことは、彼らの能力が小学生レベル以下の能力しかないか、隠ぺいに加担したかのどちらかである。

火消し役は誰か分からないが、福島に放射能の影響はなかったという絶対的なシナリオがあり、それに従って動いているだけのような気がする。
この状況は太平洋戦争末期、青年団が一人一殺と竹やり訓練を始めた時、大人が加担していたことに通じる異常状態だ。

参考資料1
http://www.cadu-jp.org/data/yagasaki-file01.pdf#search='%E5%86%85%E9%83%A8%E8%A2%AB%E6%9B%9D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6'

HOME |