福島、子供の放射能尿検査せず、秘密裏に「困難」結論?

  • 2012/10/25(木) 21:48:35

タイトルは今日の東京新聞朝刊に載った見出し記事である。やはり秘密会で結論が出た模様であるが今なお、詳細は明らかにされていない。一刻も早く真実を明らかにすべきである。
尿検査については今月20日のブログに書いたようにホールボディーカウンター(WBC)よりはるかに感度が高い。
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)が福島市内の子供10人の尿をフランスの検査機関アクロに依頼して測定したら、全員からセシウムが検出された。
その後、父母の会ネットワークによる尿検査で陽性だった子供が、小学校で行ったWBC検査では検出されなかったとのことである。
フクロウの会の青木事務局長によれば第三回検討委の後、尿検査が実施された形跡はないということであった。

新聞記事では民間の検出限界が0.1ベクレル/Lに対し県では13ベクレル/Lということは書いてなく、その代わりにゲルマニウム半導体測定器は食品測定で逼迫しているとか書いてあった。しかし、測定する意思があれば、手段はいくらでもある。 例えば24時間休みなく測定するとか、機器を緊急輸入するとか、スクリーニングなのでNAIタイプでも、カリウム40の放射能はコールド(放射性のない)のカリウムの測定からベクレル量を算出し、引き算すれば概略わかると思う。

測定機器が逼迫して足りないという議論を委員がすることは、福島の子供の健康を如何に軽視しているかを示唆する。こんな言葉を聞いたら、福島のお母さんたちも子供がこんなに軽んじられていることに怒るであろう。

ついでに書くと、ヨーロッパでは50ベクレル/体まで測れるところが多い。一方、福島では300ベクレル/体でずいぶん精度が悪い。WBCの精度については機器メーカによってもことなるので、断定的なことは言えないが。 

新聞に書いてあった矢ケ崎元教授の言葉を最後に載せる。
「内部被爆検査で一番大切なのはたとえ少量でも被ばくしたことを確認することであり、WBCは検出限界に限界があり、尿検査はWBCの40―50倍感度が良い。
確認される人数も二桁も三桁も多い。WBCにこだわる国や県は潜在的な被爆者の大半を切り捨てようとしか思えない。」

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