福島のヒトがモルモットにされる心配はない

  • 2012/11/07(水) 00:38:27

福島の方の投稿で自分達はモルモットにされてしまうのではないかと心配して書かれているヒトが結構いるが、それは杞憂であろう。

何故なら、モルモットになるためには被曝を起こす放射性物質ごとの線量が正確に測定されていることと、被害の程度も正確に把握されていなければ、線量と被害の因果関係を統計処理によって証明することはできない。
従って、放射線量を正確に測定し、また被ばく被害も客観的に正確に記録してなければモルモットになれない。

ところが、現在までの政府、自治体、メディア、経済界を眺めれば、放射能測定も放射能の被害の記録も正面から取り組んでいるとは思えない。放射性物質を含む瓦礫をはじめあらゆるものを絆のもとに全国に拡散中である。風評被害という盛んに使われるようになった。

まず環境中の各核物質の分布状況の時間的および空間的な精密な拡散状況は状況であるが、ほとんど何もわかっていない。従って、実際の生活空間からの摂取量の推定は無理である。原発事故から1年8ヶ月経過したので寿命の短い核種では痕跡も残っていない。
次に、実際に各個人の体内の体内にある放射線量であるが、尿中の放射性物質やホールボディーカウンターによるγ線の測定はごく一部測定されているのみである。

従って、被曝線量の影響を調べる手段は体に残された被ばく影響を調べるよりほかに方法がない。
この方法として、染色体異常検査を、ソ連科学アカデミーのヤブロコフ博士は、日本でも実施を勧めている。チェルノブイリ事故後汚染地域に住む何千人ものについて実施され論文も数多く出ているということなので、日本でも測定すればチェルノブイリとの被ばく影響の比較もできる。

バンダジェフスキーは死亡した場合臓器のセシウム濃度を測定しているが、放射線が少しでも疑われたら血液、尿など測定しておくべきと思う。
基礎研究も全く行われていないが、放射性物質投与後のオートラディオグラフィーによる体内での経時的な動態の把握や、カリウムイオンチャンネルをセシウムイオンがどれほど通過できるかなど、基礎面からの検討すべきことも沢山ある。


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