茨城、栃木、宮城、埼玉、東京の甲状腺エコー検査もすべき

  • 2013/03/03(日) 23:33:08

放射性セシウムについては福島県に降下した量と福島を除く日本の降下した量がほぼ同じだったように記憶している。それに対し、放射性ヨウ素は風向きの関係で南の方に多く飛んだので、隣の茨城県には福島県に降下した量の半分近くが降下した。しかも、福島県より濃淡差が少ない状態で降下した。

国立環境研究所が2011年3月11日から3月30日までの間に降下した放射性ヨウ素131の沈着量を論文(参考資料1)として公表された。
この原資料を埼玉県で教師をされている川根真也先生が視覚的にも理解し易いグラフに編集されたので紹介(参考資料2)します。

乾性および湿性の両方を合わせたヨウ素131の沈着量を、平方メータあたりのベクレル数で概数を示すと、1番は福島県の85万Bq/m2、2番が茨城県の38万、3番が栃木県の18万、4番が宮城県14万、5番が埼玉10万、6番が東京の8万であった。タイトルに書いたのはこの沈着量の順に従った。

福島第一原発から放出されたヨウ素は気化温度が184℃と低いため、地震による配管損傷部やベントなどにより早い時期から放出されたが、最も多量に放出された15日頃であった。

福島の子供の甲状腺がんは初年度でのエコー検査から10人(穿刺細胞診で)見つかった。2年度検査は今月(3月末)終わる予定なので実数は確定してないが約50人見つかりそうな情勢になった。
発がん率は閾値なしの線量と直線関係にあるとの考えが世界標準の考えであり、一方、これら地域に住む子供の数は福島県よりはるかに多い。従って、発がん総数が福島を超えるのは明らかであろう。

このようなエビデンスが出たからには、福島県だけでなく茨城県や栃木県などでも早急に甲状腺エコー検査が実施されるべきである。多数の子供を未検査状態に放置し、転移を許すことなどあってはならないことである。

参考資料
1. http://www.nies.go.jp/shinsai/Merge-2011GL048689-pip.pdf
2. http://www.radiationexposuresociety.com/archives/2486

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