巻貝の一種「イボニシ」が福島原発海岸30kmから消える

  • 2013/03/27(水) 12:08:14

今日(3/27)の水産学会で国立環境研究所の環境リスク研究センター 生態系影響評価研究室の堀口室長がタイトルの発表を行うそうです。

イボニシは日本のほぼ全域に生息し、海岸の波打ち際でごく普通にみられる貝です。
この貝が福島県広野町から双葉町(この間に福島第一原発はある)の30kmの海岸において消えた。
日本の海岸のどこでも観察できる貝が原発事故後の線量影響の最も高い地域で見られなくなったことは原発との関連性を疑うのは当然であろう。
従って、今後の生息調査の継続と実際にイボニシに放射線を当てるなどして放射性物質の影響の有無を調べる予定とのことでした。

この当たり前ともいうべき記事を読んだ時とても心強く思った。
その理由は、3.11以降放射線の疑いがあっても、決してそのことに触れず、最近は何の根拠も示さないで、失明は花粉症とか、突然死はストレスによるとか勝手な憶測が跋扈しており、日本からサイエンスが失われてきていることを実感していたので。

今回の場合、イボニシがなくなってもフジツボは見つかっているので同じ貝でも感受性に違いがあるし、更に人間との間には大きなギャップ存在していることは認識している。
しかし、地球上に誕生した生物は皆同じRNAからDNAへの共通の進化を続け、約20万年前現在の人類が誕生したので、イボニシの被ばく研究から意外な進展があるかもしれない。本研究が妨害されることなく今後も発展することを祈る。

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