ドイツの電力貿易収支は昨年度大幅輸出超過で1680億円の黒字

  • 2013/04/04(木) 09:45:10

2022年までに全ての原子力発電の閉鎖を決めているドイツで、12年の電力輸出量が666億キロワット(KW)時となり、輸入を228億KW時上回ったことをドイツ連邦統計庁が2日発表した。
 
先進工業国日本において起きた福島第一原発事故のショックを受け、ドイツでは産業界、市民代表などあらゆる階層を含み、国民全体を巻き込み、徹底的討論の末、脱原発策を決定し、17基稼働中の原発のうち、事故から半年経たない同年8月に8基の原発を閉鎖した。太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの急速な普及に方向転換した。この方針転換は徹底しており、原子力メーカーであるシーメンス(日本でいえば日立や東芝のような会社)も原子力発電からの撤退に方向転換をした。

そういう努力や天候の影響もあったためか ドイツでは12年の再生可能エネルギーの発電割合が原発より6ポイントほど高い22%と過去最高を記録した。電力の貿易収支は11年の60億KW時から12年度は4倍弱の228億KW時に増加した。その結果14億ユーロ(約1680億円)の黒字となった。

日本ではドイツはフランスから輸入するから可能だという憶測に基づいた流布が広く信じられているが、昨年度1年間における電力の輸出および輸入の実績は大幅な輸出超過で1680億円の黒字だったエビデンスがあることを強調したい。
従って、メディア関係者に言いたいことは思いこみに基づいた文でなくエビデンスに基づいた文を書いていただきたいと願うものである。

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