除染対策は放射線量、地質、経過時間により変わる

  • 2011/09/17(土) 08:51:49

農水省は9月14日、農地土壌の放射性物質除染技術の開発の取組について、これまで得られた研究成果をとりまとめ、地目や放射性セシウム濃度に応じた農地土壌除染の技術的な考え方を公開した。

「基本的な削り取りでは、約4cmの削り取りで土壌の放射性セシウム濃度は10370Bq/kgから2599Bq/kgへと約75%低減できることが確認されたので最も効率が良いとあった。」

当たり前であって、こんなことは数日で確認できてしまうので、直ぐ始めて1年以内に全てを終わらせなければ、今回の成績は使えない。何故なら、セシウム層は一定速度で沈下するので1年も経ったら倍の深さまで掘らなければならず、倍の労力と汚染土が出る。すぐに適地を見つけ、明日からでも作業を始めなければならない。何年も経ったら使えない方法である。

一方、「ヒマワリは植物体地上部生重当たり52Bq/kgで、単位面積当たりの吸収量は、作付時の土壌の放射性セシウムの約1/2000であり、効果が小さいことが確認された」とあった。

1/2,000ということから元の放射線量を計算すると104,000Bq/kgということになる。こんな高線量のものを想定したのかと、元来低線量土壌向きでなかったかとも思った。またヒマワリは1m以上の高さにもなることから根は相当深いような気もする。従って、2,3年経って根のところにセシウムが沈下する頃が最適な効果を発揮でき、今年は表面すぎて吸収されないような気もする。

またカリウムの豊富なところか不足した土地かでも変わるが、またチェルノブイリでは湿地だったような記憶もあるので乾燥か湿気のある土か、さらには土のアルカリ性か酸性によっても変わるはずと思う。
チェルノブイリでヒマワリを植えることを提唱したのは日本人農業技術者との記憶もある。この方法を棄却する前に、そういう方々ともう一度議論すべきと思った。
以上のことは新聞に詳しい記載がなかったので書いたので、書くに及ばないことも結構含まれているかもしれない。

次に私の今思い浮かんだ除染対策案を書く(思いついた時追加修正します)

●放射性物質の降下(fall out)した放射線核種と量を測定すること。事故直後だったらヘリコプターとか飛行機で良かったが、今となっては政府がやっていたような土を掘り起こして図る方法で良い(従って数は限られるが)が、放射能層は地表からどれくらいの速度で沈下するのかとか、セシウムだけでなく、除染作業をする箇所のストロンチウム、プルトニウム、キュリウムは最低限測定されなければならない。この時、付随して土壌の地質も調べなければならない、酸性(この場合セシウムは溶ける筈)かアルカリ性とか粘土質か有機質(この場合セシウムは移動しにくい)、土壌中のカリウム濃度

●上記の結果に基づき、除染作業対象の設定:高汚染地域は無理のような気がするので、中程度汚染地域以下になると思う。
自治体との協議を早急に進め汚染方法と地域の設定を早急にすべきだ。

●汚染場所の指定、汚染土の保管は国際ルールに基づいてすべきである。

●除染作業員用の防御マスク(N99レベル?)と除染作業に伴う健康上の注意マニュアル作成

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