原発再稼働は核燃料廃棄物の処理とセットで提示を

  • 2012/07/29(日) 05:07:49

原子力発電はトイレのないマンションを作るものだという言葉を河野太郎議員のブログで読んだことがある。従って、一部政治家に広く認識されていたことがわかる。
マンションを作る場合にトイレが必須であることに対し、是非を論ずる必要もないことは誰でもわかる。
それにも拘わらず、原子力発電所に関してはほとんどの国民はその意識を欠如してきた。
これは原子力発電所を建設し、運営する人達が、国民に知らせなければ問題にならないという思考で取り進めてきた結果と思う。

勿論、その問題を指摘する官僚(19兆円の請求書―止まらない核燃料サイクル」)もいたが退職させられた。また政治家でも「核燃サイクル立ち止まって国民的議論を」と呼びかけた、佐藤栄佐久前福島県知事は逮捕され、東京高裁で逮捕容疑の賄賂は否定されたのに、それでも2年の有罪判決に至ったので吃驚した。

以上の出来事は日本を実質支配しているのは原子力村であることを示唆しており、反対意見を持つ官僚も政治家の動きが封じられてしまったように思える。
<現在の原発再稼働反対のデモの直接の動機は子供たちを放射能から守りたいという気持ちであろうが、その底流にあるのはこの核燃料リサイクルの破たんであり、将来に展望が開けない限り、強い閉塞感に襲われ続けるであろう。>

しかし、その思考も終焉に近づいている。なぜなら核燃料廃棄物を収容する場所がなくなってきた。
国内にある54基の原子力発電所から毎年出る核燃料廃棄物は1000-1200トンであるが、
その敷地内に核燃料廃棄物を保管する共用プールを作り保管してきた。当初はプールに保管する本数は多くなかったが今では限界まで収容しているが、それでも2,3年で満杯になる発電所は多くなった。
<使用済燃料棒は、崩壊熱を発生させるので、水を循環させて冷やし続けなければならない。福島第一原発・4号機は、地震発生時、定期点検中だったので原子炉には核燃料がなかったにもかかわらず、水素爆発が起きた。貯蔵プールの冷却水が循環できなくなり、冷やせなくなったために、水が高温になって蒸発し、燃料が露出して、水素が発生して爆発した。>
以上のことから同じプールにギリギリの本数まで詰めてきたので、その限界に達しているのでこれ以上の詰め込みは無理である。

本来は青森県六ケ所村の再処理工場での処理が期待されたが,創業以来失敗続きで機能していない。結局受け入れ収容能力の3000トンしか受けとれないが。本年3月まで2919トンに達したので受け入れ余力はほぼなくなった。
イギリスやフランスも再処理は止めてしまったので行き場がなくなった。

以上のことから原発再稼働をいうなら核燃料廃棄物の処理法とセットでされてなければならない。

<<原発推進秘密会議司会役によるメール削除は犯罪だ | ホーム | 被害地に瓦礫はなかった、壮大なフィクションだった>>

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

-

管理人の承認後に表示されます

  • From: |
  • 2013/12/13(金) 00:11:27

<<原発推進秘密会議司会役によるメール削除は犯罪だ | ホーム | 被害地に瓦礫はなかった、壮大なフィクションだった>>

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

HOME |