福島県高汚染地域の家畜は昨秋から今春にかけ次々に死亡

  • 2013/04/15(月) 00:17:01

昨年秋福島県浪江町の「希望の牧場」で牛が続々と死亡(参考資料1)するとの報告があった。牧場主は次のようにコメントしている。「水のような下痢、鼻水、皮膚炎の蔓延など、免疫力が落ちていることは素人目にもわかる。その原因が、単なる栄養失調によるものか、流行り病か、放射能被ばくにあるのかはわからない。だがこれだけバタバタと死ぬ姿は警戒区域にほかないだろう 。この絶望的状況を、フクイチ症候群と呼んでいる。」

また飯館村臼石にある細川牧場(参考資料2)でも、「馬がどんどん死んでいて、この2年間に生まれた子馬は15頭生まれたが、ほとんど死亡したそうです。」「このようなことは過去に一度も経験したことがなく、放射能以外に考えられないとの牧場主のコメント」があったそうです。なお、放牧地内での空間線量を測定したところ3.5-4.5μSv/hr(参考資料2)もあったそうです。

放牧地のような広い面積は除染もできず、そこの年間被ばく量は直接被ばくだけで年間30-40mSvとなる。さらに、食べ物や飲み水、呼吸を介する被ばくを考えると相当な被ばくになりそうである。

家畜の場合1年前後で成熟するので、ヒトより成長速度が約20倍も早い。細胞増殖の速度が速いことはDNAの2本鎖の開いている時間がそれだけ長いことであり、被ばく影響もそれだけ大きくなる。また世代交代による遺伝的影響の発現も20倍も早く表れると見て良い。

従って、ヒトと家畜との間にはギャップはかなりありそうである。一方、ヒトにおける個人間の感受性差も大きい。
そこで、医薬や農薬の場合には動物試験データをヒトに外挿する場合、安全係数を通常100倍おいて使用している。

今回の原発事故では、27年前に同じレベルの原発事故を起こしたチェルノブイリの事例がもっとも参考にすべきと考えられるので次回述べたい。

参考資料
1. 希望の牧場〜ふくしま〜
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/
2.  WINEPブログ様
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1658.html

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