放射性セシウムによる福島の子供の心臓病増加の危機

  • 2011/12/17(土) 21:59:25

9月頃、福島の高校生が体育授業中に心停止し、先生がAED(自動体外式除細動器)で心臓を刺激したが心収縮がないまま死亡したという記事を読んだ。その時、房室結節における内向き整流型カリウムイオンチャンネルが放射性セシウムによって影響を受けたのではないかと私は想像した。その後そのような報道がないか注意を払ってきたが、見つからなかった。
報道がない以上、偶発的な1例と考えざるをえなかった。<まさかメディアが報道規制してることはないと思うが>

ところがECCRのバスビー議長は、タイトルのような福島の子供たちの心臓病増加の危機感を持っており、日本語の字幕もあるので下記youtube視聴をお勧めします。

http://www.youtube.com/watch?v=OmTz_VuFovQ

前からバズビー博士は実験的裏付けを根拠にして、心筋細胞(脳細胞も同じ)では細胞の増殖(細胞数が増えること)はゆっくりで1年間に1%しか再生しない。ゆえに心筋細胞が放射線障害により大量のプログラム死を起すと心筋萎縮が起こり、その結果、心蔵は小さくなる。子供では50ベクレル/kgから危険だと主張している。<これらの計算は既に実施済みで、近いうちにWEB上でこうひょうするとのことである。
この影響があるか否かは心電図記録でわかるので、早急に福島の子供たちの心電図計測をすべきである。

瓦礫受け入れに対する公開質問状(紹介)

  • 2011/12/11(日) 20:38:53

もう何か月も前から、放射性微粒子の全国拡散に反対する見解をブログに書いてきた。
昨日、秋田大教授らが 瓦礫を受け入れてはならない12の理由をあげ、秋田県への公開質問状として提示した。今日の新聞にも報道されてないので紹介する。

詳しくは下記URLをお読みください。
http://merx.me/archives/14917

基準値の100ベクレル/kg以下でも、瓦礫が大量であれば放射性物質の総量も増えるので、単に重量あたりの基準値を守ることが安全確保にむすびつかない。
アルファ線核種とベータ線核種を計測しないで安全確認はできない。
焼却時の温度が高ければセシウムが気化し拡散し、温度が低ければゴミと一緒に濃縮される。
密閉度の高い処分場を用意しても、半減期が長い放射性物質の毒性が消えるまでには、必ず周囲の環境に拡散してしまう。粘土層でも時間の経過で漏れ出すと言われており、一度地下水へと拡散したら、手の施しようがなくなる。
産廃施設が環境にもたらす影響は今生きている県民だけではなく、今後秋田に生まれる子供たちにも影響を与える。施設の所有者、産廃業者だけの問題ではない。
(福島県と比較すると宮城県,岩手県の瓦礫は)汚染度は低いが、汚染度が低いから、事故現場から遠いからといって、安全を保証されるものではない。
全国の自治体のなかには、瓦礫や汚泥の受け入れ拒否を公表しているところも多い。秋田県全体で、あるいは自治体単位で受け入れた場合、秋田県全体が危険視され、秋田県産の農産物や工業製品が、市場価値を落とし、県経済に多大な打撃を与えることが予想される。秋田県は、風向きと奥羽山脈に助けられ現在までは軽度の汚染で済んでいるが、それが無になる恐れがある。
県内の産廃業者にある程度の利益が見込まれるが、放射能を含んだゴミを秋田県が引き受け、危険を背負い込むだけでほぼ何も利益はなく、県民の不安が増すだけで、県民重視の政策とは言えない。
放射能に汚染されたゴミはすべて第一義的な責任者である東電が引き取るべきものである。そうした大きな問題群をまっさきに取り上げず、県内への瓦礫受け入れだけを前面に打ち出すことは、将来の県政を考えても疑問が生じる。
瓦礫受入れより、避難者救援に尽力するのが筋。
秋田県と県内の自治体は、過疎化対策と少子化対策を進めてきたが、瓦礫・汚泥受け入れは、若い県民の流出や出産・育児に対する不安を増大させてしまう。
首都圏の下水処理施設から出る汚泥には高度の放射性物質が含まれている。岩手県、宮城県における汚染瓦礫を受け入れることは、首都圏からの放射能汚染物を秋田県が受け入れる道を開くものとなる恐れがある。

そのほか本行為は国際的合意にも違反している。下記URL参照
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242

放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。

また、大きさがバラバラで、空洞の大きい瓦礫の放射性微粒子の線量の正確な測定など極めて困難であるが、問題の本質は上記の3行に亘る文章に示されている国際的にも通用しない行為である。

更に私達の世代は自分達さへなんとかお金を掛けずに済めば良く、次の世代がどうなろうと考えない実に無責任だと思う。

乳児用粉ミルクからセシウム最大30.8ベクレル/kg

  • 2011/12/06(火) 23:53:47

数時間前、次の報道があった。詳細は明日の新聞に載るかもしれない。

「明治:製粉ミルクからセシウム、40万缶を無償交換の方針−共同
12月6日(ブルームバーグ):食品大手の明治(東京)が製造、販売する粉ミルク「明治ステップ」から、最大で1キログラム当たり30.8ベクレルの放射性セシウムが検出され、約40万缶を対象に無償交換する方針だと共同通信が報じた。詳しい混入経緯は不明だが、同社は東京電力福島第一原子力発電所事故に伴うものとみているという。同社の調査で分かったという。」

専門家は水で薄めて飲むから、飲むときの濃度は更に薄くなるとか、赤ちゃんは排泄が早いので、心配ないと話している。
確かに2項目についての記述に間違はない。しかし、心配がないとは断言できないであろう。
その理由は生まれたばかりの赤ちゃんの細胞分裂は盛んなので、それだけ被ばくの影響が出やすい、体重あたりで5倍は被ばく影響が大きいみるべきである。

解説者のなかにはときどき体重を無視して、赤ちゃんの飲む量は、大人よりはるかに少ないから、体の中に入る総量はたいしたことがないと解説するヒトもいるがとでもない間違いである。特にセシウムのように全身に分布する場合は同体重に換算して比較すべきである。

赤チャンの食事はほとんどがミルクであり、しかも1日に何回も飲み、ミルクを飲まない日はない(母乳を飲まない場合)。母乳を飲まない赤ちゃんではこのように生まれてから1年間はほぼミルクで育つのに対し、大人は多くの食材を摂るので放射性汚染食品摂取の頻度は少なくなるであろう。

放射性セシウムは外部被ばくではベータ線の影響がほとんど見られないのに対し、内部被ばくではベータ線の影響が強く表れる。

更に被ばくの影響は個人差が大きいので、同じ被ばくをしても個々のケースで大きく異なるであろう。

買い置きしてある粉ミルクがあれば製品をチェックしておくべきと思う。

フクシマハートネットワーク立ち上がる

  • 2011/12/04(日) 00:34:33

放射性微粒子に関する調査も極めてずさんなため、ヨウ素、セシウム以外ほとんどわからない状況である。ヨウ素とセシウムの放射線量に関しても、一番重要な福島県は計器故障で何カ月も報告されなかった。

つい最近、福島県および宮城県の一部地域においてのみ、厚労省は病死の記録をはしないことにしたようである。最も必要とされる地域の福島県と宮城県の一部地域の放射線量が何カ月も測定されなかったこととマッチしている。
これで福島の原発事故による放射線被ばくによる生物影響は全て闇の中に葬られるかと想像した。

後はアメリカ西海岸地域(カリフォルニア州、オレゴン州)において、11月頃から来年1月頃の間<私が5,6月ごろブログに書いた理由はこの時期が器官形成期で細胞分裂が最も盛んな時期であり、かつ日本からの飛来時期が一致、この時期を過ぎれば広大なアメリカでは濃度が薄まり作用は出ない>し出生児に影響が出る可能性も少しはあるかと想像している。放射線量(RadNetで時々刻々記録された。ただし、日本の数百から数千分の1の濃度)は正確に記録され、新生児の記録も正確にされるので、もし少しでも影響があれば、統計処理により明確になるだろうと期待する以外に道はないと思った。

12月1日にフクシマハートネットワーク(URLは下記)が立ち上がったことを知った。
http://ameblo.jp/orionorio3/
チェルノブイリでは、チェルノブイリハートと言われ有名になったが、チェルノブイリと福島はいろいろ違いがあるので適切な名称と思った。

被害者家族が立ち上げられたもので、同じような方同士が連携して、困難に立ち向かっていただければと願う。
あくまで仲間同士の連帯を目指されているようである。 大変な困難な状況下になってしまった方たちなので、関係ない第三者は支援の言葉を書くことは良いが、精神的に負担をかけるような行為はしないで欲しいと思う。

私も役に立つと思われる情報は提供するが、自分の興味からの質問を一切しないつもりである。
このようなネットワークがあれば学問的な価値もやがて生まれ、再発防止への貢献にもつながると思う。

内部被ばくと外部被ばくの差は300-900倍もある

  • 2011/12/03(土) 14:00:22

3.11後、間もなく東京消防庁所属のハイパーレスキュー隊が活躍した。その時のインタビューでの話から、隊長は内部被ばくの恐ろしさを良く理解している方だと私は感心した。それゆえに隊員は全員がN11マスクを着用して作業に従事した。何故ならN11マスクのみが理論的に内部被ばくを完全に防止できる。

上記のように内部被ばくについて正確な知識を持っている方がいたにもかかわらず、事故からまもなく9カ月も経つのに、未だに多くのヒトは内部被ばくに関する知識がないままである。

DNAが見つかる前に考案された物理学的手法で複雑な人間の体を均一な袋として考えだされた国際放射線防護委員会(ICRP)モデルが間違っていたことはICRPの顔として科学部編集局長(Scientific Secretary)を20年務めたJack Valentin博士自身が自分の誤り(900倍も違うこと)を認めた。
その時のビデオは次のURLで見ることができることを8月15日のブログに書いた。
http://vimeo.com/15398081

内部被ばくでは放射線核種ごとに分布する臓器が違い、被曝の影響も一応でない。セシウムは全身に、ストロンチウムは骨に、ヨウ素は甲状腺というう風に変わるが、ガンマー線を出すセシウムでさへ内部被ばくではベータ線の影響がより強く表れる。

例えば、ストロンチウムはセシウムの1割位しか存在しないのでセシウムだけ気をつければよいと国でも考えているようだが被害の程度は300倍も違うので、実質的な影響はセシウムより30倍も大きい。

なお、ICRPモデルが間違っているということを認めたのはICRPの顔として活躍した同氏だけではなかった。世界中の国々から証拠は続々と登場し、ICRPモデルが間違っていることを理論的にも示すことができるようになった。チェルノブイリ事故の疫学も年数が経過し、精度もあがり疫学面でのバックアップも可能になった。
以上の理由から、欧州放射線リスク委員会(ECRR)議長のクリス・バズビー博士は欧米での40件以上の裁判の訴訟ですべて勝てた。

なお、低線量内部被曝の脅威―原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証の記録―
という本が肥田医師らにより日本語に訳されて出版<日本出版著作権協会>されている。
今回のような大規模事故でない、アメリカの原子炉周辺で観察された低線量放射線の影響を丹念に調査し、纏めた本で、内部被ばくに関しては非常に参考になる。少なくともメディア関係者は本書を理解したうえで記事を書いていただきたい。

国民自ら学習しないでこのまま推移したら、無知に基づく未曾有の大惨事にいたるであろ。

大惨事とは発癌だけでなく、遺伝子障害、免疫力低下に伴う広範囲な感染症、中枢神経系、循環器系、糖尿病、腎臓病など多岐にわたる病気である。


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